<1014>

 あなたのだから(姿)がたり、、

 あなたのからだだか姿だか色味かたち、、

 溢れいでる、、滑る、、

 ものとおい音(おと)とともに滑り出でて撫でる、、

 溢る、、

 そして混ぜる、、(混ぜる)

 意図も何もないところに出てそっと混ぜる、、(混ぜる)

 嘘や嘘にぶつかりながら今日も出でる(混ぜる)

 ふつう(普通は呼吸する)

 今日また流れ流れて辿り着く普通の

 普通のかたち(間違いがない)

 あらゆるものあらかたのものをここに詰めてなおも静かにふけていく一日(一日の終わり)

 あたらしい・・・(感嘆符)

 ものは嘘でない(嘘でない!)ひとも嘘でない(嘘でない!)

 イミッジの波(image)(image)

 のったりおりたりしよう(のったりおりたりしょう!)

 わたし「の」外側と言うとき、(言うときに)

 それは紛れもないあたしを指してしまっていないかい?(いないかな・・・)

 わたしは全て外側に立っていて、、

 内側の惑いは小さな部屋での話、、

 惑いに対するの野放図、野放図に対するの惑い、

 どちらもが良い(どちらもちょうだい)

 ひとつ歓迎の場には踊りというやつが必要でしてな(あなたもひとつどうぞ)

<1013>

 蓋 時 藻ノ花         (なんだいそこで、

 幾 年 幾 年ノ枝ヲ       (エジソンみたいな顔してさ、

 掬 掬 掬ウ(彼方ハ)       (わけわかんなくなっちゃうよ、

 照 照 照リリ(リリリ)

 察ト 察ト 過ぐ、、       (地面から、浮いていやがるような

 翻 小翻 二胡二胡シ        (そんな奴は信用ならんのよ

 掛 長良 藻・・・                なぜなぜなぜ・・・

 過 過、良 良

 モ解ク モ解ク

 不図 浮ク 彼ハ(不図 浮ク 彼ハ・・・)

 全ク 渦ノ形

 巡 巡 巡ル

 花ト 融 融ケ          (毎度々々

 二人、、              (目の覚めるようなことを、

 纏 纏 纏ウ             (言っておるようだけれども

 響ク(強弱ト)

 香ル 混ゼ 在リ方ト

 朗 朗 華             (あれあれ、

 浮 沈 浮 沈            (どう掻き回し

 滑 カツ 活              (どう動いた末のものなのでしょう

 ヨヨ 挑 挑 挑ム               かしらかしら

 其 先ヲ 淀ム 離レ

 手ニ 足 手ニ 足

 振ルル 震ウ 経ルル

 ト、、

 舌ラ・・・、

 

<1012>

 あわい、、や、においに 誘い、

 総じて花、いや・・・

 総じて月輪(がちりん)、いや・・・、

 けむる日の出合い、、ぼゥとした夜(よ)の出合い、、

 に、、金色(こんじき)の帽子がひとつ(にゅうと)、

 ただからからとその、一本一本は風に紛る、

 たださらさらとした匂いがする・・・

 おぉ、、そんな、あたたかな色(イロ)にかくれて、、

 ひとりうち笑む 陽(ヒ)は真黒な背後であたたかくうずくまっている、、

 さて さて さて

 愛しさに息をかけましょうか・・・

 たれか、心地良い眠りのなかを借りて・・・

 さっとさわぎ、また胸のなかに漏り、出でてゆくことどもら、、

 消え去り また掬い、、

 またあらたにヒを繰って(食って)いる姿、、

 数えようもなく(眩しくて・・・)

 捉えようもなく(慌て過ぎていたのだろうか・・・)

 ただに欠けることのない(ただに欠けることのない)、

 そのてらいのない姿に、

 静かにひたいをつけていたいから、、(どうして)

 いくらか、いや、随分と泡立ってしまったようだ・・・

 まさかまたあらたに香るから、、

 わたしの肌全体で、触(ふ)れていかざるを得ないということよ、、

 あァあれ、

 いまだ呼気ひとつもしらぬ風に腕を絡ませてゆきたいのだろう・・・

<1011>

 ぼうぼうボウ ぼうべらぼう

 よあきにかっかと照るものやな

 まだ真黒で、音(おと)もないところに、

 まあこれはなんとかあかと照るものやなぁ・・・

 ものごつい、や、水、や、枯れてゆく草、やい、

 もうと もうと もうと もう

 やや、真赤、と、ヒノミ、橙、まっき、その呑むようなさわぎ、

 に、

 ひたりとつく、やい、

 巻き上げ(おゥ) しゃくり上げ(おゥ)

 どろどろに、無意識に、全くがおのが外に(おぉ・・・)

 塞がれていた空気、徐々に晴れ(徐々に晴れ・・・)

 まず跳ねる まず巡る まず無感情に温度を健やかにす、

 その上辺(じょうへん)で遊びまわる子ら、

 夢としかおもえない軽さのなかに居(イ)て、

 けらけら、けらけらと遊ぶ子ら・・・

 わが映ゆい、その温みにハを重ね・・・

 じねん、じねんに消えてゆく

 じねんに黒く、全く背後へ消えてゆく、、

 束の間の美麗、束の間の飛行、、

 もの思わぬその移行、、に

 またたき忘れ、無量にひろがる、、

 僅かに粉、僅かに白く軌跡、その場に香り、、

 ただいまの糸、溢る(溢るる・・・)

 ぼうとぼう、ぼうべらぼうの輝きに、、

 すっと、、わけのなく寄せられてゆく瞳のこと・・・

 

<1010>

 あれや あれや あれや、

 の陰に、、

 隠るとせ、よィ、ひろがらせ、

 待つ・・・

 しんと・・・(野、そう、ノ、べたり、とはりついたまま)

 夢幻の隙間、は、漏る(漏る・・・)

 やがて、、

 ひとつの、夜の意識、(それに)半身は染(そ)みて・・・

 半身はかげのなかにただゆらりといごいていって・・・

 さむしぃ、・・・と、おそらくは、鳥、ほゥとつぶやく、、

 ひとつの指で、かきまわしたあとに、ここはまたよそさまの夢、たあいもない夢幻の姿と知りつつ、また、いれ、かきまわしつつここにおる(おるおる・・・)

 ほゥ、、なまぬるい、したらえがたい香りのする・・・

 あれ、あれがただにはばたいているもののかげか(そこへ覗きにゆく)

 ム、ムム、ム、の意識の端(はた)から、辛うじてこぼる・・・、

 こぼれ、ほっ・・・、はた、はた、と、軽やかなり(鳴)

 また、地(ち)、のちの頼りなさへ、しらん、ふっ、、ふっ、、と、ちからを入れて進む、、流る。

 流ればや、あのあたりへ、、

 不思議に温度の立ち(い)昇ってくるあたりへ、

 さすれば呼気、に、ひたひたと近づいて、、

 ものはずっ・・・と浮き、そのなかへ、黒く黒くにじむ、、

 にじんだり、し、あのしつこいなまぬるさからまたこちらを、、小さく覗くのは・・・、

<1009>

 彫刻業者は文字を書き、

 彫刻業者はそのごつごつとした背で、、

 手を 手を 手を

 そこの皮と 皮と 皮と

 わたしが樹液の残り香を這わせ、

 煙をひとつくゆらせたとしても(くゆらせたとしても・・・)

 眉毛ひとつの上下でこたう、と、

 彫り、それから彫り、つき、

 息をつき、継ぎ、また皮は、またさらりさらと流れる訳にもゆかず、、

 汗に気づかず(どこへやら)

 ひたとせめィ、ひたと振り、、

 その端(ハ)にみ、すがたののぼるやもしれぬから、

 息も忘る、

 わたくしも忘る、、

 すがたのうすぼんやりとした明かりのなかにひたと汗、、うごき、さわぎ、、凝視、を集め、、

 ひらく、、(ただの姿)

 ふるう(粉は粉となりまたさらりさらとゆく・・・)

 あァ・・・ふ ふふゥ・・・

 わたくしは還ったのか、、

 こつと彫りこつと彫り

 ずんずんずん(やや、や、この立ち方、、)

 あらたしくまた語り出させ、しめたのかもしらん・・・、

<1008>

 いいえ、あたらなことをするよあなたは・・・。

 その日(ヒ)、その直線を、どこまでも先へ、どこまでも涼しく、どこまでも鋭く、伸ばしてゆくことしか考へになかった・・・。

 やらかに包む、遊(ゆう)の世界、うち微笑み、、そのささやか、自在、、

 おっと、はらなかに全て、ちからあつむ、、ただしいんと、、ただひとりの暗がりと、、静かに目ィ、うち据えて・・・、

 鳴る・・・しずむ・・・鳴る・・・あと少し、、

 やらかな光のそとへ居(イ)たかうちへ居(イ)たか、そんなことはわたしに分からぬ、、

 ただその眼光(ふと目が合う・・・と、、何をそのまるやかな鏡のなかに据えているのかが、とんと分からぬもの、そんな様子です)

 ただその立ち姿(あたしはここへきてはじめてときというものに惑わされなくなりました、あなたがかすかに揺れ、なおかつ静かであり続けるのを見つめながら思うのです)

 まさぐるようにしてそのくらやみを摑み、くらやみのなかでいきだけが静かに浮かび上がり、遊(ゆう)とはまるで真反対の(これはどういうことでしょう)、、言わばくらやみの自在に辿りついたあなたの、、

 ただに涼しい姿、、(わたしは一滴の水になり、あなたの鏡のなかへくだりたい・・・)

 朗らかさの真裏から、

 静かァな目をして映っているのは・・・、

 ただにはらなかのあたたまった流れ、なのでしょうか・・・、、