<843>「六、過去」

 敏(びん)。ひとつぶ鳴いた。ユ、振るい、知られず、待ち、イ、見し、青(あお)。

 正常線の呟き、環状びより。入(にゅう)と得(え)、入り違い、ひといろの来(コ)し、ひといろの陳列。ゴソゴソとする、ノ、ばら、ばら、ばら。道知(どうち)、ど、儀礼。

 折り込み、喉、ジ、溝(みぞ)。溝(みぞ)ゆ、ワンフレーズ。いちばの喧騒。ガジガジと音のす、そのもっと前の日、響(ひび)たいのマ、ひと巡りすの、冗長美、角(かど)の明かり。

 いくばくの手のひら、火(ビ)、隙間持(ジ)の不可思議、ポップは熱、食べ合い、ひら、べったり、味(ミ)、やだい。記(キ)と視(ミ)のあいだに、シ、乾いた、なまの手、あぶら高さまだら間(マ)。

 検、検、ジ、トウゥ・・・。得(う)るし日のやさしい、ラ、混ず彼方(あなた)の幽(ゆう)、過度、それ知らざれ得(エ)、麻(マ)、みだい。

 楽楽(らくらく)、ム、良し、こぞう。ど、のう儀、無題、可、カ、熱、どう、触れた、ばら、ミ、ばら。

 有(ユウ)と自(ジ)。ありて、意、動作。呼吸、どの、バレる。溝かなきか、ただ、訪問。

 六。過去、表情領土。通せんぼ、身垂(みだ)らしみ、ル、機会。氷土(ひょうど)意味に飾る、一抹の、コンタクト。それらしさに芯、食い込みの匂い、まだら的。

 ばやい、見方、とどのこおり、訳(わけ)。指を、為、かずし、まず、重ね、やい、微量、ウのウ。

 ひびりたし、イ、だく、無(ム)、無(ム)、たれ。

<842>「ぼう、時」

 疾走の無方向的、時の賛歌、それは音人(びと)。

 転び人(まろびと)意識、それの、全方向的拡大。

 駆けし火、結わい、にいずれ、瞠目、とろみ、シ、財。

 ゆんでの視(ミ)、ひらめき、媒体、交換よりの、日(ひ)、支(シ)・・・。

 遠目イな物体、時(ジ)、われ、関節のならい。関節の大なる歌。

 遊蕩、ひょんな怪(ケ)、夢シ、びらうど式の我(割れ)、ひさびさに止(し)、ことごころの多々、それとも・・・。

 濁流図(ズ)、まくれ出で、揺らい、デ(ディ・・・)、今年日(ビ)の、パチパチ、とないのうと、シ、視(ミ)、ゆるやか。

 暴走起(キ)、弓なり、出合い頭のス(巣)、はい、と伝えて、見やる、まじ、ものとうと、音と。

 傍人(ボウジン)、その無言裏(リ)、ゆき過ぎの斜め、びて、びてひらき、うるし、ル、朝。

 日挟(ひばさ)み、あやかり、揉(モ)、イとウの掛け合い、振れ幅。振れ幅ジ、ス、眩む。もんどう過(カ)、ほころび。

 置いて箱に従える町。曇り日(ビ)、マ、すぅは、あァ・・・。とまれ晴れ。うんと、イ、裸(ラ)、すきみ、隙間視(ミ)、望歌(ぼうか)、経(ふ)るびた、キ、鐘(かね)。むろん時(ジ)、日(ビ)、その外側。得(う)る里、モ、見ノベてす、ル、快・・・。

 伝達系、不明路(ロ)、今度ンンと、よろしく、まごうと、背(セ)、みひらき、通り、イ、路(ジ)・・・。

<841>「ま‐光‐び」

 点々、として、いる。機微。機微声。スタジアム。点滅。ふと、レーサー。一応スピード的。仰ぎ、ハッ・・・ッッと。信号、角度、照り、照り・・・。

 (・・・ヤ)。

 これは。確かめた、十三年前、私の前、雪・・・。静か、風、位置のさみしさ。揺れ、側(そば)、異(い)、な口、中・・・。

 気味、の(・・・の)、暗い。入り、まじ(ぢ)か、予想と、純。大胆線、送、素(ス)、餡。引き金。

 「こんにちは。私がひとつ名前をします。伴ない、ただ、後ろに来て聴いてください・・・」

 有り、など。どこか、うし、人の影。むれい、ゆし、氷山。九時(きゅうじ)の門。どっ、どっ・・・。憂さ、窓、シ、ウ~ム、あれ、ほっ、ス、良し、未、ぶるえ。

 粉まじり、ただ、行水。ゆえの戸、びらき、シ、潜る。ざえ、接し、す、接し、旧、憩(けい)、にびり寄りの戸、サ、ゆかばかりか、ゆかいで、可、なるべし、ぞぅわ、ぞぅわ。

 コ、都合。びらき、ミ、求め、宇、宇、カン・・・(カン・・・)。ひゅう、ひゅう、字、まさしく、日(ビ)。日(ビ)意識。

 切り、混ず、揉(モ)、も、模(モ)、像、La・美麗。譲(じょう)、ユ、会話意。キ、冒頭的(de)、回(かい)。

 ふとし、サッ・・・ざ、擬(ギ)、舞台。無、バタ足、テイクオフ、ド、まちまち(×2)。ゆうし、名、かちこち、意人(びと)。ゆけ、ゆ怪(ケ)、ケケケ。

 パリ。パリッ。ド・よぅわ、よぅわ。ぐしゃ、ジ、ユ(由)、ビ(比)。

<840>「まじれ、日」

 刻む。刻み、日差しのもとめに沿う。俺以前のはためき、謎からむ窓、窓人(びと)たりリズム。リズム通過性、の嵐。ぐるうぶ、ぐるうびんぐと意。意、たり、また歩めど。

 私(わたくし)日(び)衝突劇。衝突と同数記憶。またその日の中、ス、回転。

 嫌たらしび垂れるジ・・・。かず、かず、かず、かぞえ、どし見(ミ)? ミリ単位の呼吸的動揺。不安裏(リ)、リリシメ、リリシメイ・・・。

 ひりひり‐ト‐妖艶。エンカウント。工房大、工房大事痛快。行動腸、高度今、心変わり区、揺らぎ。湯気び、びび的周知。色たれのマ。

 紛らしの境(さかい)時(ジ)濃い味(あじ)。掬いもてそろ、もてそろ闇のまにまに。ゆふどけ知らざれ日々裏(リ)大楽章。

 冬垂らされ、冬タダの桶、湯水の一時的緊張場(バ)。場面紙ひりつき。場面開催ス。ス的。

 突風ごろ合い。あたしの頭の中、ダ、地方的。地方人(びと)の噂。町にひりつき、ひと家屋にひりつき、遊興同士の探り合い。こいつがたは何者の姿だろか・・・。

 寄せた、移動モ、言葉時(ジ)、跳躍夢想、差し、初めあるいは終わり、意、切断態度。切断手法。おそらく自(ジ)、にじ、にじみ、泥の新しさ。延々、ス、開放。ただの方法論、対処見(ミ)‐同一場‐身体(しんたい)味(ミ)ステップ。

 品格図、くれない。照り日(ビ)出し図、誘導線脆く、そは光、一、見てらし、ニ、ほのあたたか、三、ややもすれば音。特別なる味(ミ)、キリのなか・・・。げに、げに、給湯。無理なば触れ、シ、比較的、温度。

<839>「愉快面 知る 招ぶ」

 とおん、と、言う、私、のなか、頭から。彼もし、彼もしも、切断話法、おとの法、たくらみ的あいだのなかに移行する私、ス、横目。例えば凝視、懐かしい視線の有無。突如名づけられた、もの、顔、新しさ、不明の。

 てきはきと、ここで知る、急ピッチ、内面の存在。内面の了解。角(かど)がひらく‐笑う‐アける、そこで、名づけ裏(リ)漏れ、名づけ記(キ)覆えない。油断から出で、サッ・・・・・ァァアと流れた。

 誰彼の、しびれ素(ス)‐マ‐愉快面。愉快面知‐チ‐嘘。固まり。こわばり。ひとりの編み出しものの記(キ)、綺麗。

 ひとことの隅。隅火(スミビ)ほとばしる、例えて余裕の差す叫び、余裕的絵画のひろまり。

 いやがおう、それの、コード、文字、的・・・テキ? 打ち、びらき、夢へ井戸へ日々知(チ)快晴時(ジ)の淀みへ、招ばい招び自(ジ)、薄笑い。

 けわい。匂いぞ蒸し、ズズ、ず、ずうずう、ず、ずんずべ、な、奈、名召し(ナメシ)。

 蹴り出(イ)でてのち、飛び、二枚三枚意識、ズレ視(ミ)、視(ミ)惑社会。社会平面の語らい。便箋。線上に何故意(イ)、入り組み日(ビ)合図。がらがら。ガト―ショコラ、知り時(ジ)、沸き身(ミ)、緑。

 緑住む発声は、もそ、す、すもそ、もゥ・・・ウゥゥゥゥウ・・・鳴る。鳴りべの住まうところに、おり、そのおりおりの形、行方とは、枯れい、循環 マ 意識、スルウ。

<838>「湯立つ声の」

 ひとつの影びたしの行方。話の招待に二人の惑い。似た身体(からだ)から夢へのさそい。さそわれまたふたつの点滅。赤い光の中で跳ねたひとつの裸体。ラ的、ラ的リズムのいざない。

 優等級の轟音。それ、シ、シの呼び、呼ばい声。明らかなあなたの背中。それから真似、真似日(ビ)、今日の池のかたち。わなわな、し、味(ミ)、見せ、新たに見せ、むずかるしい、Cぃ、しびれ、忘れなげ、もの投げ、の花。

 移ろいつつの、ポテンシャル日(ビ)跳ね、舞い、舞い方(カタ)ビ意識。優等の鐘。優等の金属時(ジ)発声。鼓(コ)ゥゥゥン・・・。

 心どもの湯殿ヒ、蒸発? 騒擾揺らぎ味(ミ)景色。景色ダ・打(だ)・リズム。クイック・ド・絢爛。まろび(出)イデ、イデ来た。

 こそ、こそ、こそ。思案時(ジ)、打ち鳴らす。等間隔火(ビ)、ひめい。打破、打破、打破破破破。

 海上のポケット。一枚、二枚。まいず毎度(マイ度?)コの形ひらめき時(ジ)緊張週間。およそ行方にし、行方へ隣り和(あァ)い、見事な手合い日(ビ)、微量のまろび声。

 声がDNA内(ナイ)。ところ、ト、指(ゆび)、ジ、めまい。われわれあれそれこれどれ漏れ来て待て待て、いつの時(ジ)? 時(ジ)の響き。それこそ、勝ち、東風。

 日(ビ)火(ビ)たるもの、それ日常性。炸裂時(ジ)挨拶、整列。湯気、かおり、いとしみのしるし・・・。

<837>「露が弾む」

 おれの声が漏るひとつの露(つゆ)だとしようよ。それは通過、通過。今響くように、見ていたものを見ている。鳴き声、まさか、このタイミング以外で起こらない。

 「気づかなかったか?」

 はて、何を差すと思う? 指だとして、どこを見ると思う? そのとき、冷静な着地が、それぞれの胸のなかへ、すっ、と滑る。例えば大きな事故の場面は不思議に静かだった。言うなれば、目を、逸らして後(のち)視線的な緊張は高まった。妙な、身体(しんたい)の接近、それから、ひとつぶごとの不安と面白さ。明らかになり薄れまた濃くなる温度、そのひとつひとつ、集合したあとの、まるで関係がないと思われる、静かな着地の瞬間までを想起してみてごらんよと言う。

 「私は気がつきました」

 私は肉体の波うち、不揃いな笑みの起こり、の中心で曖昧になった、一本の棒、こころもとない、棒として立っている。たれか物事の全くの偶然、小さな数字が素直に入ってくるとき、驚いた私は泣いていた。例えば、時間はここへ集まった。飛び飛びの場面が、自身を面白がり、また、さらにひらめく。

 こは、感情で、あるいは微細で違いに気づかない様々の種のスイッチで、熱情風景は無言の姿を見せる。誠意の代わりとして、何も汲まない。それは、気まぐれに帰ってきただけだった。それ以上の言(いい)はなく、私には軽さが必要であった。記憶のまろやかな打ち方にしばらく浸(ひた)っている。異音の愉快さ、たまたま、意図も分からずに、視線を得(う)る。しかし限定の、さびしい物音・・・。