<727>

出発と、到着と、逆にしているのではないか。そこまで大袈裟になるほど難しくもなく、かといって簡単だ簡単だというようにふわりと浮いてゆける類のものでもない。ですから途中で、こんなこと、と言って中止にしてしまう例がどこにでもあるのがよく分かる。…

<726>

どちらにせよ、膨らむ。あれが最後に見た膨らみかただったのだと思う、などと流れる。懸命の意味が内と外で異なってくる。困ったものだ、などと笑っていて、果たして私もおんなじではないのか。ひと踏み、次のひと踏みのために、顧みていないことがあるので…

<725>

「全てを見下ろそうとする場だと自覚しなければなりません」 よって、どこまでも際限なく叩きつける動きになっている瞬間にも、注意しなければならない、と。この場で、語るべきこと、立場もなにもないということを、言い訳によって表すのではない。立場もな…

<724>

おそらく、何耐えている訳でもないと、口を揃えて言うだろう。拍子抜け、するぐらいにあっという間に滑らか、滑り出して、いた。口々に何をか訴えている。不満の原因は何か、明確なようでいて、いまひとつ分からない。いやひとつも分からないのかもしれない…

<723>

これは、こぶ大だ。ところかまわず握られてら。不安だ。揺れたがりに声を貸してくれよ。ひとつまみ、これから起こることの集まり、緊迫。ゆっくりと見る、動くものの後、二人して、ほほえみ。絡まりとあえて、難しい、難しさ。大音量が空洞を叩いている。響…

<722>

足踏む。適当に足を踏む。二度足を踏む。危ぶむ。危険性。不透明と、そのころの優雅、優雅さ。前に出す。適当なところ、足とて出す、踏む、足踏む。突然、出、ない迷い。傍らから世界。傍らら、世界。夢見、突然見、二度見、二度目のことで済む。済み、足踏…

<721>

嘘は日の中を通る、あたしの顔とおんなじで。振れるために、ある、のと空振り。いつ、どこで見ている、なじまない嘘の顔。そっとふる、もっともらしきものがそら、ふる、ふる。 はじけただけで、かざらない。 かざりたい いつもと少しでも、違っているだけ。…

<720>

堂々とひらくその内側から段々とあらわれ出、交代、話など合わなくとも、繋ぎ合わせた、が、一番見えやすいところで愉快、その他の舞台、転げ回るようにして、くれ、かなり激しい・・・。 だけでない、いつもの意図を出ない、と、悲しいらしいし、うれしさと…

<719>

おいそれと、止まるまで待つ。普通のなかで晴れる。途中でやたらに声を出し、どうなるかまで覗く。特に意識、これからは意識して、のぞかれるとなると、意図的に笑う。どうしたもこうしたもまた道沿いで、訊かれることもあっていざ知らずと振向く。緊張に、…

<718>

垂れるか、しら・・・。片端から、した、ら、わた、しの、全てで、新しい。 混ぜるか、しら・・・。内側から、呼ぶ、なら、きお、くの、彼方で、かぐわしい。 くせに いつもの揺れが、たまたま鈍く、低く響いて、ゆうとおりの、外側で小さく振れるなら、景色…

<717>

「そうですね・・・」 簡単だの、難しいだの、を言ってしまうことは出来なかった。日常は、誰にとっても困難として映るのだろうか。実際に起こったのではなく、こんなことが起こってしまったら、という考えにどんどんと追い込まれてゆく。笑い話ではない。つ…

<716>

なにからなにまで、気温のなかで上下している。突然歩く。合図なとそれ、互いが互いに、大事にしている分を聴く、部分を聴く、と、あらかたの予定を越え去って、意図がどこまでもこんがらがってゆく。結ぶなりしたことが大きく目の前で口を開いていて、この…

<715>

話吹く、苦しく、交わされることといえば、 「お揃いにしよう」 だけで。フリもなく、意地もなく、横を向いて。 お揃いって・・・ 例えば、くたびれても、決してしゃがみ込まないでいる。沈んでいくまま席のまま、飛び上がらなかったりする。飛んでるさなか…

<714>

きたい、うきあがれごと、となりの気配。ひたいで混ぜたい。またぐらのねばり、乾かしを追う、と、声、がさついている・・・。適当に声、おののかされている。ふたりで、それも、同じことを伝えると、ふるう、いくらも数で、ふるわさば通して。 誰彼にまたが…

<713>

幾度も、と言えども、こころあり、行動があり、積み重なるものも見えなくてよく(丁度よく)、ふくらみかただけでそれすらも笑顔。 どうやろう、ふざけてもいず、繋がるとおり、ふた通り、股のまから呼ぶだけ、濡れていても呼ばわるだけ。増えたことと、いつ…

<712>

変わりばな、で眺めた。直前まで声のしていた、おかしな掛け合いが始まる。平生のもの、捨てた、破られて、天井がどこかと聞かされる、くらくらした、小刻みでは頼りない・・・。 きっと、大まかな話、異なりに似て、流れ、言葉の端に、かたまりだけぶつけら…

<711>

難しいには違いない話で、夕べに似通う、いつも、可能な限りを説明して、そのほとんどを忘れてくれと願うのには、平凡な、しかし一回きりの来し方があった。触れ合う度笑顔で、逃げ惑う為に、空間は余計に広がった。誰信じる訳でもなく、ただただ広くなる場…

<710>

例えば、退屈していたから、と説明されれば、ああそうか退屈していたからなのかと思い、なんとなくそうしてみたかったから、と説明されれば、ああなんとなくそうしてみたかったからなのか、と思う、なんて、そんな形でそのまま納得出来るだろうか。大きな出…

<709>

無言の人、同じ動きがないと、突然漏らして、複雑な顔とて巻き始めてゆく。物凄い速さのなかにある訳でもなく、ひらめきがそこらじゅうから噴き出し始めているので、初めからここまでを真っすぐな一本の糸として見ることは出来ない。 おそらく混ざったり、あ…

<708>

上手く言えない必要があったから、激しくあちら、こちらでひっかかり、言葉ともども知らない時間のなかでとまった。時々感謝にもなり、曰く、 「上手く言わないでくれてありがとう!」 進むのに大変な困難、伴って一息、呼吸と友達、訊ねながら忘れて、どう…

<707>

喚いている。喚いてほしい・・・。些細なこと全部、問題がないのだと言っている問題でないのだと言っている。大事なことって何だ、細かくないことって・・・。それは、規模が大きいだけなのではなかろうか、どう扱ったらいいのかが分からないほど、大きいだ…

<706>

どこの場所から顔が現れても不可思議ではないように。どこに暮らすやら考えだけで引きずり回してしまわないように、祈っている、つもり、複雑な向かい合い。割れ、日々は割れ、瞬間には瞬間の言い分があった。渡すだに新しい独特な熱があった。 「今でも憶え…

<705>

明確に、避ける人、ならまだ、名前で呼んで、ふたつの目が、ジリ、ジリと音を立て、中央に寄る、徒に見る。はだけて、今までと、かなたへのふくらみ、過去いくつものうごめきその通りに、その通りに流れてくると請け合った、ところと、どころ、の人、たち、…

<704>

外側に現れて来たと言うべきか、外側だけで反応していると言うべきか。それこそ無数の反応、嘘みたいな落ち着きと裏表になったいくつもの反応が、各々、湧き上がる場所を確かめている。 いや、それはもう場所である。入れ替わる隙を常にうかがっていたのだ。…

<703>

方向はそれで合っていても、突然過ぎて驚くこともあるのかもしれない。ひとつ足りなかったのでなくて、充分な上での荒れ方だったのかもしれない。疲れている人がポツンとそこにいたとする、しかし、この疲れは動き回る事で解消されるものかもしれないから厄…

<702>

特別な事、陽気な事、収まらない事で、低うなり低うなり、普通に話す、歌われて、不都合な偶然に丁寧に寝そべっている、はず。そして、よろしげに、誰か案内して(たれかあないして)、どこから、どう見ても、震わせ、なぞ見ても、集まり、かたわらに立たせ…

<701>

大事かどうかも構わず隠れて、訊ねられて、慌てている、わけも分からず。どのように不明、どのように不透明、直接歩くときだけに、濁りが晴れて、重りも跳ねて、 「もう動けない」 という笑顔。裾もなし、声もなしで、よそからよそへ向かうもの、うろたえて…

<700>

お前よりあなた、熱狂を拒否する目で、物事の間に沈んでいっては、新しい素振り、新しい朝。例えば、全然眩しくないのに、ゆっくりと移ろってみるなどし、確かめて親しげに、きっと、嬉しいのか否かで立てる音が少しずつ変化する、という意味も込めて、澄ま…

<699>

急な願いが、肩を動かす。飛び出したばかりの音で、全身がからまる、転がって喜ぶ。 一体、私には心地の良い音程とて全てなんだ だからあなたにだけ二日間の、それも気持ちがひっくり返るその二日の時間を、眺めたいだけ眺めて、そっと舐めてみるのだと言え…

<698>

訊き返した表情に、いくつもの開始。分からない方面で、踊りと二人。何故、何故、あらかた集めておいたものだけで、不規則な笑みを。ようこそ、片側の話へ。誰が投げている、最近のくやしさ。誰が受けている、ちょうどよい美しさ。どれもこれ、も徒に確認が…