<454>

余計な考えだ。何が余計な考えかというと、これだけたっぷりの時間があるのだからもっと余計なことを考えることに時間を割いたらいかがか?というその動きがだ。あなたは具体的に動くことを検討し、だる~んと境界移動を開始しながら具体的にこちらでも動け…

<453>

息が上がっているだけだ。あら? 何言ってるか分からないのかしら? ゼーハーゼーハー言って頂戴、そら、ねえ、どうして? だから、私は息が上がっているだけだからなんだ。そんなことないってどうしてそう思うんだ? あら、あらあらあら、随分と頑張ってい…

<452>

悲しげな不幸を、そのうちに追いかけている。何が打ちのめされているのだろうか・・・。思い出しながら、順々に、風はその空気のほか一切をさらっていく。 ぼくは、この不思議な小ささのなかで死んでいくのではないか。それはそれは当たり前の小ささのなかで…

<451>

嵐吹きすさぶ、夜がどうしてこちらを見た? 暗さは、人の影を洗い落している。 いきりき、ききりき、きいーーーーーっっっ。 ねばたく光る、一息の太陽。これは、夜ではない? いきりき、ききりき、きいーーーーーっっっ。 呼吸が、1,2のリズムで投げられ…

<450>

別に、皆が共通言語で通していたっていいじゃないか、それで何の問題もないじゃないか、という話には当然、同質化・多様性からの批判を向けるのだろうと、おそらく既に予想されているだろうから、それはいいとして、もうひとつ、言語は身体であるという方向…

<449>

昨日、共通言語について書いたが、世界には大体約7000もの言語があるらしい。それで、この数は減る一方であるそうだが、それではダメで、何がダメかというと、7000だったものが8000とか9000とかに増えていかずに、維持、あるいはジリジリと…

<448>

物事には必ず良い面と悪い面がある。人は、頭でものを考えることが出来た。それが様々な発展をもたらしたことは間違いない。では、悪い面は? 非人道的、不道徳的な行動の元になることを考え出してしまうところにある? うん、それも間違いではないかもしれ…

<447>

解放されて、身体が軽く、喜んでいるときにも、諸々が塞がってどうしようもなくなっているときにも、さてこの解放された気分というものは一体何なのだろうかという疑問を持ったままでいるのだが、この離れた考えをどう心得るだろう。解放されているときに、…

<446>

何だ、その、くねくねくねくね身を揺すって・・・。それでどうにかなるもんでもないよ、え? だってそうだろう。左、右、左、右とやっていりゃあ、何かになるってもんでもないんだよ。あれ、おい、おい! 分かった、分かった、分かったからそれ以上大きくな…

<445>

外側から眺めれば、その紆余曲折も、激しい勢いも、ただ微笑ましさと驚嘆であるだけなのだから、特に気にする必要はないというか、限定だけで物事が考えられる必要もないのだ。ただ、この限定が全てであると、当事者は思っているというか、それが当事者であ…

<444>

歩みに対して持つイメージを、どこかで漠然と間違えているのかもしれない。生にまつわるものがここで、再び入用になるはずもなく、ただ死んでいく者に成り代わっていくらかの表情を示すだけだ。 すっきりと、クリアな領域へストンと落ちる、それは、期待とは…

<443>

打ちのめされるって言うの? 嘘みたーい。嘘じゃなくて本当なのだが、えー嘘うふふ。こうして実際に殴られでもしたような格好で倒れてみせないとダメなのかね。なに、そこまでは言わないんだね、そこまでは言わないんだね。全くどうも、打ちのめされて倒れた…

<442>

一度、揺れてみせて、そら、もう一度、うん、やっぱり、固定物ではないのだね、そら、どうした、もういっちょ、ああして、やっぱり、無計画ときたら、さあ、ほら、簡単だ、道理で、えい、さあ、虚栄心から真っ逆さま、どいた、どいた、本当に、よく見てて、…

<441>

悲惨さに手を差し伸べる訳でもなく、かといって目を逸らす訳でもない。それで、自分の為すべき事を済ませたら、速やかにその場を立ち去ってしまう。何かが足りないような気がする、何かもうひとつあるんじゃないかと言いたくなるのだが、その一連を繰り返し…

<440>

同じ物として捉えられなくなったとき、悲鳴をあげているのはあちらか、あなたか。私はこの反復と循環のなかでのズレをどうすることも出来ない、全面的な変更を、どうすることも出来ないでいる。 ひとりの人間が走った。ともかくも、確認と変更を示すためにこ…

<439>

大錯覚からの大歓迎の期間が長過ぎるので、反動というか失望も大きくなってしまう。あっ、こいつはそんな奴じゃない、とても皆でいいねいいねと言うような人間ではないぞ、というのは早く気づかれた方がいいのだがそれは分かるのだが、かといってわざと悪態…

<438>

一年に二百回ほどの遅刻をしてへいちゃらだった奴が、数年の内に二度遅刻をしただけであたふたしている。何ともおかしな話だが、遅刻をしたことによる不利益を、自分が被るか他人が被るかという観点から眺めれば、まあそこまで変なことではないのかもしれな…

<437>

溺れる者を襲う波の激しさ、水の冷たさには容赦のないところがあるのだろうが、溺れない者の砂漠にも、広さ、そして底なしの深さがあった。 じりじりと、熱くもない、夜も訪れない、真昼間の連続、視界の明瞭、喉の渇き、渇き・・・渇き? どうやら、水を必…

<436>

平等というのは、立派かあるいはそうでないかということを、呼吸が問うていないことを言う。お前は疲れたかそうかお前は疲れたか。そこで休んでいろ。もっとも、休めばまた休んだだけ疲れるのだがな、平等はそう言っている。 平等というのは、結論を定めても…

<435>

内部に潜れば潜るほど、赤く、生々しく、透明さが根本であることなどを疑ってかかるほど、それには重さも、鈍さも、動きも、休みも、それからちゃんとした交代もあった。 こんなに層があるのがいけないんだろうか。そんなこたあないだろうが、堂々と経巡るこ…

<434>

うろたえる動作を大事にしたい。 「なーになーに、そんなの全然平気。だって、おかしなことじゃないじゃない、当たり前のことじゃん!」 とまず言ってみて、態度も、その言葉についてこさせるという方針を取ってもいいのだが、それでは、いつまでも嘘の顔を…

<433>

私だって身体なんだぞ。いいか、どうして言うことが先に決まっていましたと正直に言わない。浮き上がった言葉に、何の実感もありませんでしたと、何故正直に・・・。そうだ、スラスラと流れ出たろうな。聴いているんだか、感心しているんだか分からない景色…

<432>

要素をこぼすという話、何回も何回も書いてきたが、それは即ち何度も気になっているからということで、例えば、私とあなたがいる、それを「人」という共通項でとりあえずは括れる、括った中に入る要素だけで、とりあえず「人」についての結論はいくつか出せ…

<431>

すると、まあどうだろう。視界を遮っていくものの歓声に聞こえるが、その範囲は広大で、全方位に渡っているものと思われる。こちらも、そうしたら同じように停止しなければならない。 「同じように・・・!」 そう、この覆いは、停止という停止に関係を迫る…

<430>

べーべらべら流れる音を聴きながら、こちらはこちらで勝手に動き出しているのが心地良いので、たとえば内容を隅から隅まで叩き込めたからといってそれで楽しみも最大になるかといえば微妙なところなのであるむしろ、そうすることで、そう緊張することで、楽…

<429>

随分と頼りにしているみたいだが、あれは一体誰なんだい? ああ、あれは、通過するがままの人だよ。通過するがまま? そう、全体の中で、順調な運動の部分を担っている、通過するがままの人だ。すると、あなたとは逆? そうだ。現実とも? 逆ではないが、重…

<428>

そのままでは原動力にならず、ただ爆発していただろうことが分かるから、人間の一員で良かったと思う。とっくに終わっていてもおかしくはなかった、あんな危ない行き方をしたのでは。 一度静かへ戻ることが必要で、その必要性が、変化のスピードを獲得し、そ…

<427>

私には想像もつかない、制御を振り切った顔が、そこにあっていればこそだ。楽をしているのだろうか、楽を。身体をひどく強張らせているが、それで一体どこへ動こうというのだ? 距離を取ることが一番の課題であることを確かめた(それは確かなのだろうか・・…

<426>

消去法で、消極的に、おんなじ人間になろうとしている。いや、誰か特定の人ではなく、透明の人、どこにもはみ出すことのない、どこにも異常の見つからない、透明な人に、消去法で、消極的に、なっていく。では、反対に戻っていくのがいいのだろうか。とんで…

<425>

なまなましいが、どうだ。私は恥じらった。自分が、なまなましくないことにか? まさか! いや・・・。どうも、なまなましさのない方へ、ない方へと行くのが頭の働きであるらしい。その無数の結果の中で、歩いている。 「なあんだ、随分と透明じゃあないか!…