<994>

そいやあ、あれ あの、あれ、 どうなった、 いやしらん、 しらん しらん しらん どうなったかしらん、 なんて、 ふざけたくなる一日、 今日はぼくにとってふざけたくなる一日なの(それはよかった) よく出来ました、 こんなわたしにも、よく出来ました、 お…

<993>

今日(こんにち)がわの空(そら)、 晴れま、そんなことがあったのかしら あったのかしら あったのかしらねえ・・・、 ただあたたかいわ、、 わたしぼんやりふたつに分かれてゆくみたい、 いえ、、 もっともっと多い、 数限りないその分かれ、その分かれか…

<992>

どうして どうして あのひとも あのひとも あのひとも あのひとも あのひとも あのひとも 好きじゃいけないんだ、 そんなことをたれかが決めるなよ、 おれが好きなんだよ おれは移ろうよ(多分) わたしが嬉しいから ゆくよ、 ひとがわたしのことどう思って…

<991>

うるう、、 語り合う、 なんだ なんだ からだから徐々に溢れていくぞ、 放射 放射 わずかな隙間に、 あのひとの笑みが覗いていればいい、 ときどき分からなくなる、 ときどきわたしは分からなくなる、 ・・・、いま、何が分からなくなったんだった? 忘れた…

<990>

とんでもない日に出くわしてしまったものだ、 わたしの足が、あの繊細な手の上を、なかを、なにの因果か、おそろしい熱量と新しさで歩いていたのだ、 たれが知ろう、、わたしはこのまえの雨で場所を奪われて途方に暮れていたのだ、 たれが知ろう、、そこに快…

<989>

あなたのそばで、あたたかくて良かった、、 瞳は静かないき、 瞳は静かないき、 どこかで切り上げなくてはならないなんて・・・ わたしのすぐそばの渦、 ただあたたかい光のなかの水 ぼくらを先頭で招ばう声、 割れている あなたを高らかに歌う たくみな移動…

<988>

また来るよう さて どこへ? わたしは方角を知らない わたしが全て新しくなる たださらさらと流れている 見てよこのまっさらなひたいを、、 あわてない あわてない 常に合言葉をとなえてくれるひとの顔を思い浮かべる、 深くいきがはいる、 あなたの水色のイ…

<987>

やわらかい声 やわらかい場所、、 やわらかい響きのなかに、わたしがひとりくるまれている、、 膨大な嬉しさとともにわたしはひとりでした、 道をゆきます すると、あらはれる、、 あなたはあちこちからあらはれる あちこちにひとりのわたし たかが小さい声…

<986>

黒色の蝶 わたしが あなただけを好きだというただのいきおいに乗れ 幾たびも軽くなれ 黒色の蝶、、 お前は物語か、、 わたしを見てどう思う? なにのきなしに触るるその曲線に何を思っている? たえまのない目の叫びにさらされてあなたの羽はどう変わる? 普…

<985>

そこでひょいと跳ねた水色の、 水色の男か、、 さっと過ぎ、かすめる、 水色の男か・・・ ひらひらと視界のなかで遊ぶ、、 幽かにはたらく、わたしは意識する、、 そうだ いまのいままで、水色をした男のなかにひとりで移っている、 と、思っていた(そう思…

<984>

はなって ただ軽く はらって はらってよ ままならないものに、、 ひとつの細かな震動、、 あたしをたくましく、ひとくち、ふたくちと加えてゆくもの、、 潜る、 それはもう 突然に潜っている、、 なるほどわたしにはいまひとつ分からないこと、、 そのさわぎ…

<983>

でろんでろんでろん ただのぶゥ ただの不気味な男に秘かに似ている 不気味な男 不気味な男 それは誰なのか(秘かに似ている) 不気味な男 でらうでらうでらうでらう 不気味な容れ物 水を運ぶぜ とんころころころこ‐こころころろここ 泥濘 泥濘 泥濘から姿を…

<982>

そのかたち まともに放りいだされたという姿勢を守れ ただに勢いよくくだるその流れに、 その姿勢のまま、そのまま揺らいでけ、 揺らあごう、揺らがないでか あなたが静かに瞳の前に立つとき、、 わたしがこの不案内な記憶を総動員し、あなたの丁寧な言葉の…

<981>

陽(ヒ、) 染(そ)み ふたりして 合わせてい、、 うちを覗かせうる さながら 滑り ヒ、そみ ヒはあたたかく滴り、わたしの輪郭を作っている・・・ そこにただ‐イ‐ふるえた・・・ わたしまごうかたなき、 ひとつの軽さを引きずり、 隠れ うらやむ、 あたら…

<980>

ふうあい、、 夜(よ)と夜(よ)とを優しくうち‐い‐かかえたあなたの姿に、 ひとつの嘆きでは足りない、、 ひとつの感嘆でもいまだ・・・、 まだうち‐い‐とどかないざらついたひとふきに、あなたは素肌で通過し物事を結わえてはゆく、、 あるはずのない息吹…

<979>

日(ヒ)のかげりに ただおそろしく浮かれていたあなたの表情が見えにくくなっていって いつか濁った緑の流れを読む、 その先に、声のひろがり、、 輪(わ)、と、響き、、 あたらしい頭に鳴り続けいる・・・ 触(ふ)れて、、ひそかに水を汲むものの手、そ…

<978>

壁に一枚の絵がかかっている。もう何年そこにかかっているのだろうかそれはわからない。 ひとりの男が絵に手をかけ、そのまま持ち上げると、すみやかに去ってしまった。 たれもがああと小さな声をあげた。 「持っていかないでくれ」 なのか、 「ああ、持って…

<977>

まっさらな時間に引き取って、あなた他人のことを考えていた、 おぼえず大袈裟に響き、、 また、この視線の延長した先で、ひどくどぎまぎしているしかなかった、 そこで、ふるう、、 蒼生震う、、 わたしが目にしていたものは大体ここいらだ、 そのあとです…

<976>

日常ギ、湧く、、 ひたいにたらたらと過ぎ、ひらたい汗、、 暮れに暮れゆく涙流れる、 かぞえ立てた歩行、、 まともな音(おと)もなく座る、、 ひとつの石が弾む、、 まるで関係のないものに、わたし総出で焦っている、 ここに差して、からっぽの器に差して…

<975>

かさ、さ、ささ、 まさ、まさあ、、 べり べりべり よいよ ほぅれいほぅれい どう、どうどう どろうどう、、 どう、 でんでん、 でこでこ、 でんでこでんでこ どろどん、 どろん よろよい、よろよい そはあなし そはあなし まるまらまりん まるまりん すった…

<974>

うち、はなす 夜気、あなたを覗く 招ばわれ、はとする、はとする 戸ゥの隙間、その香り うち出でて踏み出す、 静謐な歩み、、 青色の息、 ・・・ 一台の車が、すみやかにゆく、 音(おと)ばかりが膨らんでいる、、 一度、考えを改めた、、 わたしばかりか、…

<973>

会え手繰る 会え手繰る そこはかとない照り輝きに 一同涙を流す、 辺りはしゃんとす、 まともに目に受けた そいで、あからさまに渡った 別の角度から静かにあらはれ、わたしと顔の交換をする必要がないひと、、 そはどこか遠くまで行(い)っていた、 わたし…

<972>

まどらいヒ いずれにせよ、深くわたしは喉をためらう そは叫び声 冷静に諭した ときおりうかがいみることの出来る 遅れて名は浮かぶ みずからが指し、みずからがくるむ そこに名前は・・・ はるかなヒ ひと 意識 なにげないささやき あたしの回転に関するこ…

<971>

座臥、それから打坐 打坐、打坐、打坐 うたれる、、 今日の音(ね)が、いわずとも響く 堂を過ぐ 堂を過ぐ いたってひらたい いたってからっぽの いたってあたまのなかに 野(の)ぐさいうたも過ぐ、、 時間は軽やか 跳ねたい 跳ねたい わざとあなたを吸い込…

<970>

一等この軽やかな熱を帯び、ちらつき すぐに走る をろをろ をろをろ ヨロィ ヨロィ たわみ 束ね 知る ひとつの線 線上間際 交換する 絡まる 間際に散る ささらささら、さらさら 揺れ揺れ揺れに暮れて真新しい ぼちぼち光る、ぼち光る、なぞれ 悲しい薄桃色 …

<969>

あらゆるゆくえ あらゆる染(そ)み、 あらゆる窓、、 あらゆるはにかみ、 あらゆる発ち、から、 今は過ぐ、 呼吸が綺麗、 あらゆるものはひそみ、 ふたつの横顔、 転(ころ)ぐ 転(ころ)ぐ 転(ころ)ぐ あしあと、 もの芽生え、 やたら やたら騒ぐ、 ひ…

<968>

たれも たれも こたえていない、 不確かなヒ、、匂いのすぐそばに、 移る 移る 移る 言葉の端(はし)に垂れて、まだら まだら ただの空間をそこに隠している、、(あなたは何故・・・) からの響き、、また外へかえる、そのために振るう、、やけにゆるやか…

<967>

ひとつの色(いろ)をかけて、点灯と、青いグラス わずかなためらい まぶたがはがれる まだあわれに氷 ひとつの回転 常の眠りと 破られた照明の 堂々と営み、かくて、静けさの渦は映る、、 ひたすらに覗く、、 集合体、あるいは押し寄せに対して、おのれのペ…

<966>

上得意のえみ、すみやかに絡まると、あたしは知りうる、あたしは知りうる、 ただ呼吸が先で、あなたは後だと モニュメントは華やか あたしを名前ごと覆う あくまで旅の人(ひと) あくまでも旅の火の粉 ここからは雫 ただ当てずっぽうに連なる、連なる ふざ…

<965>

嚥下・・・、 隙間風、、 丸みを帯び、 わたしが聞いた、 それは何故、それは何故、 真新しい響き、ただの押し寄せ、、 さらうさらう、み、掬う、わたしは一音(いちおん)、 一音(いちおん)ぼかし、彼方の音(ね)のリズム、またはたいら、 ゴゥン、ゴゥ…