私は小さな言葉だ。当然そこで聞こえている。私は、小さな言葉になって、ひらいた窓からぎこちなくこぼれている。徒につままれて、いちどきに表情、ただそこは曇り。ひとつかむとも知れぬ、なごりのない揺らぎ。 いくらでも滑り慣れている言葉へ両方の手を乗…
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