うれしい光のさきに、私はひとりで手を振っていた。 踏みしめて、今再びの色(イロ)を嗅ぐ。私の名前は風に揺れていた。 一歩の音(おと)に気づかない しかし私は一歩以外ではあり得ないから、その静かな音(おと)の、おそらくは惑いの伴走者になる。 目…
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