会話と対話

<2493>「よく考えろよ?」

上手く眠れる日が何日か続くと、その後しばらくは上手く眠れない期間に入る、という流れを繰り返している。何が原因かは分からない。そういうリズムなのではないか。身体がカチッと音を立てて切り替わっているかのようだ。 それでも、もっと若いときなら、 …

<2489>「最初で分かる」

今までの自分の人生を振り返ると、深く関係を結べる人、長く付き合える人というのは、出会った初日にはもう、感覚的にそうなれるのだと分かる。 それが不思議だ。 人間をそれなりにやってくると、どんな人とも大体穏やかに、無難に付き合うことが出来るよう…

<166>「参加する姿勢を見ている」

会話は雰囲気の確認、関係の深化が目的であるから、相手の話の内容をしっかりと聴く必要はない。むしろ、話の内容に拘りすぎると、会話は発展しない。大体が会話の出発点、きっかけとして出されるものに確実に返そうとすると、 「ああ、そうなんですか」 で…

<165>「効果的対話の稀少さ」

話し合うことが必要だ、そうしないと何も前に進まないという話と、議論なんかしていても仕方ない、各々が勝手に思考を進めていく方が結果的に良いという話とは、一緒ではないまでも矛盾はしないと思っている。つまり、こちらの為にも相手の為にもなるような…

キャッチボールと言うより、壁当て

よく、 「会話のキャッチボール」 などということが言われる。つまり、こちらが言葉を投げかけて相手が受け取り、相手はまたそれを投げ返してこちらが受け取るという作業の例えとして、キャッチボールが持ち出されているのだろう。 もちろん、会話において、…

連結したいなあ・・・面白いんだけどね

以前、『会話が上手い人達を見ていて分かったことをとりあえず』で、会話のズレは放っておいた方が面白いし、会話自体も膨らんでいくんだ、ということを書きました。 それで、その後いろいろと観察を続けていても、その考えは間違ってはいないということを確…

話し始め、終わりのところでリズムを生む

普段、何か物事を淡々と考え、それを淡々と口に出すというやり方に慣れていると、対話の場面などではいいのだが、こと、くだけた会話の場面などでも、その淡々としたリズムで喋ってしまうということが起きる。 別に、それで良いじゃないかと言われてしまえば…

私は誰と喋っているんだ

これはよく、中学・高校時代に疑問に思っていたことだが、何故、5~6人程度で輪になって会話をしている時は、とてもスラスラと軽快に喋っているのに、誰かと2人きりになった途端、急に喋りが拙くなる人がいるのだろうか。 反対に、私などは、仲の良い友達…

「会話が上手い人達を見ていて分かったことをとりあえず」

会話が上手い人達同士で、会話が盛り上がっている場面を眺めていたら、いくつかのことに気がついた。 まず、私はいままで、会話をしている人同士の言いたいことが噛み合っておらず、 「これは行き違いが起こっているなあ・・・」 と感じた場合には、 「この…

キレてしまうのを防ぐには

人間には言葉があり、また、その言葉を用いて対話をするという方法があるのだから、怒りを表明するときであっても、感情に任せるのではなく、淡々と何故怒っているのかを告げて、もし何か辞めてほしい事があって怒っているのならば、 「これこれこういうこと…

「そもそも対話をしたくない」という人を前にしたとき、私が取るべき態度とはどういうものであろうか

とにかく不満をそのままぶつけたい。自らの繰り出す文句が理屈の通ったものであるかの確認もしない。それで、そのまま相手に不満がぶつかれば満足し、理屈でもってはね返ってくれば、理屈で返すのではなく、キレるか、逃げてしまう。 こういった、 「そもそ…

対話したい(不成立ぎみ)

A:「つまり、その、頑張っている姿がBさんに見えていないと、Bさんは、私を支援する気持ちがなくなってしまうということだね。」 B:「そうだよ。」 A:「いくら私が陰で頑張っていようが、そんなことは関係なくて、私の頑張っている姿が、Bさんに見えてい…

会話の難しさ

私は話すことそれ自体は好きである。しかし好きなのにも関わらず、「会話」は苦手だ。 他者と思考を交流させる「対話」については、好きでもあるし、比較的得意でもあると思っているのだが、お互いの関係を確認し、あるいは深め、共通の時間を分かち合う「会…