そりゃ、早く終わるに越したことは無いけどね・・・

 あのー、課題がある、1日の中で終わらせなきゃならない課題が、例えば、A,B,C,Dと4つあるとしましょうか。別に課題というのは、自己で課したものでも、他者によって課されたものでも構いませんよ。とにかく、数として4つあるということです。

 それで、課題の内容にもよりますけども、それぞれの課題にかかる時間が大体小一時間ぐらいだった場合、全ての課題を終えるのに大体4時間が必要だということになりまして、1日の内で全てを終わらせるということになると、起きている時間が17時間ぐらいですから、課題と課題の間で、大分ゆとりをもって休むことが出来る計算になります。

 ところが私は、大概の場合、随分と早い時間帯で課題A~Dまでを全て仕上げてしまい、後で時間が大分余ってしまうということになるのです。課題を順々にこなしていくペースの配分が下手なのです。

 それは、不意に起こる可能性のある出来事を想定しすぎる、という私の癖の為によるのではないかと思っています。

 もし仮に、朝も早い時間帯からAをやり、続けざまにBをやってしまえば、後はゆっくりと、余裕を持ってCやDに取りかかれば良いのですが、

「もしかしたらこの後、昼ごろに急激に眠くなり、夜中まで寝てしまうかもしれない・・・。そうすると、CやDが今日中に出来なくなる・・・」

であるとか、

「この後、急に用事が入る可能性もあるから、余裕を持って構えているのは良くない」

というようなこと、また、

「今日はCをこなすのに、いつもよりエライ時間がかかってしまうかもしれないから、今すぐCを始めよう」

といったことを考えてしまい、ペース配分を無視して、今すぐ全ての課題をドドドとこなしてしまいたい衝動に駆られ、また実際にそうしてしまうのです。

 もちろん、1日の内に終わりきらないという状況に陥った時に比べれば、早く終えてしまったというのは、自分にとっていくらか良い状況なのは事実です。早く終わるに越したことはないんです。ないんですけど・・・、もうちょっとゆとりを持って課題をやれるようになると良いのになあ、ということはやはり思ってしまいます。