読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「そもそも対話をしたくない」という人を前にしたとき、私が取るべき態度とはどういうものであろうか

会話と対話

 とにかく不満をそのままぶつけたい。自らの繰り出す文句が理屈の通ったものであるかの確認もしない。それで、そのまま相手に不満がぶつかれば満足し、理屈でもってはね返ってくれば、理屈で返すのではなく、キレるか、逃げてしまう。

 こういった、

「そもそも対話自体をしたくない」

という人、対話をする姿勢にない人を前にしたとき、私が取るべき態度とは一体どういうものになるのであろうか。

 まずおそらくは、相手の感情に引っ張られずに、あくまでもこちらは毅然と対応するという態度が必要になるだろう。相手が、不満の故に激昂しているのにつられて、私も怒りでもって返してしまうというのは、

「冷静な対話を避けたい」

という相手の思惑通りになってしまっていることを意味するだろうから、相手が感情を露わにしていても、私の方では感情を抑えて、あくまでも毅然として対話を続ける努力を続けていくという態度を取らなければならない。

 そして、もし相手が対話の場から逃げてしまった場合、そのときは、

「後を追わない」

という態度が必要になるだろう。相手が対話の場にとどまっていれば、毅然とした態度で対話を続けることが必要だし、また、そうすることが許されもするだろうが、相手が逃げてしまったとき(対話を放棄してしまったとき)に、自分がまだ話し合いに納得がいっていないからといって、逃げた相手を追いかけて行くのは、いくら毅然とした態度であったとしても、それは暴力と変わりのないものになってしまうので、許されないと思う。