そのものは好きだけれども、そのコミュニティには溶け込めない

 それ自体は物凄く好きなんだけれども、そのコミュニティには上手く馴染めない、溶け込めないなんていうことで悩むのは、誰でも経験のあることかもしれませんが、私にとってそういうものの典型が、

「ダンス」

なんですね。

 もう、踊るということそれ自体は特別に好きでして、暇さえあれば自然と踊りだしてしまうというような具合なのですが、ダンスをやるために集まったコミュニティに紛れて行くのは物凄く苦手なんです。

 別に誰かが強制している訳ではないのだと思いますが、ダンスの集まりというのは、何と言ったらいいんでしょうか、ある種の体育会的空気でありながら、体育会的空気そのものとは、また質が少し違っているような、なんとも言えない空気が漂っていまして、それに呼応しなければ、その場にいられないような感じがするものなのです。

 それで、もちろんそういったコミュニティの空気を形成している人達は全く悪くないんですが、私の方で、いくらダンスが好きだとは言っても、そういった空気の只中にいるのは、とてもじゃないけど耐えられないような気持ちになるので、どうしても、踊るときは複数ではなく1人で気ままにというような流れになってしまいます。

 本当はその空気感に溶け込める、ないしは空気感に溶け込めなくても気にしないでいられれば、それが1番なのですが、やはり当分は1人でやるほうが良いだろうというような気がします。