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ポーズとして怒るべき その2

怒り

 以前、『この場面は、ポーズとして怒るべきか』というものを書いたのだが、今日はまた、

「ポーズとして怒るべき」

別の場面について書きたいと思う。

 その場面というのは、

「相手が、私を怒らせたいが為に、ニヤニヤしながら近づいてきて、嫌なことを言ってくる場面」

になる。

 例えば相手が、私を怒らせたいが為に、

「なあ、お前の好きな歌手、最近人気が落ちてきてるらしいな?」

とニヤニヤしながら私に向かって言ってきたとき、私は別に、その歌手の人気が落ちたとか落ちていないとかにはあまり関心が無かったとしても、

「何でそんなこと言うんだよ」

と、一応ポーズとして怒っておいた方が良い。

 ことさらに怒っていなくとも、ここで一応怒りを見せておかないと、相手はもう、この話題を振ったら私が怒るであろうことを想定して、怒っている私をイメージした上で近づいてきているので、その予想に反して私が、

「別にそんなこと気にしていないよ」

と、素直に返してしまったら、相手は、私が怒るまでしつこく話題を続けてくる可能性が高くなる。もちろん、頭の中で思い描いた「私が怒る」というイメージを完結させるためにだ。

 だから、こういう場面では、別に本気で怒る必要はないが、軽くポーズとして怒っておいた方が、面倒から早く逃れられるので、良いと思う。

 もちろん、

「オレは、そんなケチくせえ処世術は要らねえや」

という人は、どんな時でも自分の思いを素直に出す、ストロングスタイルで行ってもらって全然構わない。当たり前だが、それは個人の自由だ。