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距離感の失敗の最たるもの

 以前、人間関係の問題は全て距離感の失敗なのだろう、ということを書いたが、都会は、それの最たるものだ。あんな狭さにあれだけの人が集まっていれば、そりゃ随所で問題(という幻)が湧き起こるに決まっている。どんなに温厚な人でも、あの中に放り込まれたら、居れば居るほど疲労とイライラが募ってくるだろう。まるで、わざと距離感の失敗が起こるように調整された場所であるかのようだ。

 あれだけの人が集まっているから、大きく物事を動かせるということもあるのかもしれないが、機能だとか合理だとかを追求した結果、結局そこで動いている人々が身体を壊し、精神を病んでいるのなら、はて合理とは何かということをもう一度改めて考えてみなくてはならないだろう。とにもかくにも距離感だ。