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自己卑下

 卑下したくなる気持ちも分かる、と言いたいところだが、正確に言えば、分かったと言った方が良いだろう。というのも、自分を高尚だと妄想したり、卑下して自分を安心させたりといった形で心のバランスを取るのが邪魔くさくなった、つまりはそんなことをする必要が無くなったからだ。

 何か思ったことを記述するという生活を続けて、昨日の自分と今日の自分でさえ絶望的に違うということを確かめてしまったから、別に今現在の自分が偉いかどうかなんてことがどうでもよくなってきたのだ。

 それで今、他人の自己卑下(逆もそうだが)に直面すると、

「しんどいなあ・・・」

と思うと同時に、

「やっている本人もしんどいだろうなあ・・・」

と感じるようになった。自己卑下をしている人に触れて、その内容より、そういう表現を取らずにはいられないという部分にしんどさを覚える。行為そのものの方にしんどさが渦巻いている。