読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

<63>

 どこから来たの? さあね、どこから来たんだか。というのも、技の限りを尽くすこと、徹底的に相手をもてなすことしか考えていなかったあの人は、何故かこの場に上手くそぐうていたのだ。

「それ以外のことなんて、全くいらないほどなのよ」

冗談にしか響かない。寄せて響かしたにせよ、だ。いつからか、

「もう」

とか、

「まだ」

とかいう感覚を失っている。忙しなさも緩やかさも。あなたに会うのが一年振りであっても一昨日以来でも、何も変わらない。少しふくよかになっていることがまるでおかしなことのように思える。時間の経過・・・?

 全体まるで何らの演技も入らないプレイというのはないのでしょう? そこを基点にして考えるのはおかしいや。どうも、見ること、ひとりで在ること、実際のそれは外部であること、こういう状態が当たり前になっているように思える。何故私がやらなければいけない? そう、だから別にやらなくてもいいの。あなたはそこで、空想を左右好きなように飛ばしていれば、それで・・・。