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 大体において、色を回避する。最大限の譲歩として現れた、道は急げと言っている。雰囲気の叫び、雰囲気の倦怠、雰囲気の中に沈殿する不可解な太陽は、道を奪った行為のいちいちを恥じた。大体が、そんなに明るい時点で既におかしかったのだ。腹を抱えて笑っていたのはあなただけではなかったのだろう。内緒の噂でそうと決まっている。橙、白色の反省としての、ごく短い・・・。

 色を失うことで回復する通りを改めて歩く、歩く、歩いているうち、焦る訳でなし、呼吸が弾んでいることに気づく。そうだ、走っているのがそうなのだ。