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 ひとつの悲鳴? そう、あっちだ! 情けなさが歩みを絡ませ、しかし加速する。全体がこの夜気の涼しさや緊張や快適や、激しい不安らで満たされて、空間と私と目的地と、その距離だけに慎重な祝福が用意される。

 どこまでもどこまでも天井の見えない浮遊感の中に重苦しさへの着地を嗅ぎ分け、気ばかりが急く、そんなに滑稽で遠慮がなくて生暖かいのが全体に傷だ。ああ、こんなところへは向かわなければ良かった、の獲得! 見込み通りの熱帯、夜、夜、夜、や、や、やややややや約束と、違っているのは身体の(身体の?)気怠さ、暴発したお喋り。

 過ぎたお祭り、というの? 感触はなく、基本位置はなだらかさと共にここを去る。予感と言えどもただの勘以上のものか以下のものか風景から判断と姿を消し、残すのは課題の鮮明さ、次から次へと舞い上がるステップアンドステップそしてドキドキと、急いでいるだけの恍惚を、こちらへ寄越しては返す寄越しては返す。

 穴の穴の底ここから私が覗いているのでなければ無だ。回答は、冷静に返して、喜ばれるかな、喜ばれないかな、関係なくはないのだが、気にする訳でもない、それが自然で、伝わらないのは言葉がないから? あったらあったでまた迷惑になることに変わりはないが、ひたむきに走れひたすらに走れひた・・・と、とにもかくにもここは動いていて、そう・・・動いているのか? 訊いてみたとしたら誰なんだ。