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 見ろ、閉じていく。明確に、正確に閉じていく。また、閉じさせないままでいる、その方法も知っている。そして、閉じないのなら、その方が遥かに良いということも。それだけが確認されていれば充分で、その方向だけが見据えられていれば充分で、後は、諦めの悪い侵食を、ズブズブと進めていき、それを自分に許せばいい。

 スコンスコンと、思い切って降りていきさえすれば、行動がより行動らしく、気持ちがより気持ちらしくなっていくことを知っている。それは、何より大事な知恵だろう。そして、私が、たとい大丈夫だと告げても、自分で降りてみるなどしない限りはどうしようもないことを知って、ひとりで黙々と動いていけ。動いていければそれでいい。