<576>「混沌とだ、あなたはそうだ」

 出たか、そうだ出た出た。またあそこにもここから昇ってあれ、ほら、よく揉み込んだ顔を見せている。早急に、拡がっていくから待たないでほしいまたの機会を捉えてほしい。混沌と行動すること、その男、どことどこ。ポコポコと考えていることが今度これから渡すだけ渡すのだと、言うそんな今日も、集めるともなく集めてぐっと全体が全体として出て、スムースに滑っていくことは前提にならないから、あっちへぶつかりこっちへぶつかりしているような状態が当たり前、それこそかなり前、あとになってこの余のことは呼吸を通ったり通らなかったりしているのか、そうか、いや、ズルズル、と出ていってしまった。あなたはそうだ。