<617>「私の声が濡れている」

 最初から、最後まで、私の声で、変えるものと言えば、このあと、すぐに忘れなさいと、人の名の、辿々しい踊り。冒頭その踊りをどうしよう。あの冷静な眼が、検討の日が、いちいちあのあとの語らい割りたがり寝たがり大層な勢いを戻している。

 何故なのか私が決めないといけない。出たり入ったりするのいつもだから、おお、おほほ。ポコポコ見ていて優しいから休ませたりもするのこれ。忘れた同士視線をグラつかせ、グラ、グラグラ揺れて、本当に苦しいかったり無縁だったり全部、全部この明らかさの前で不確かなだけ、迎えてるだけ・・・。

 大人しいまたそして、急だ、わ、や、え、なに、なになに? ゆくのゆくのよ。いまよいまいまここで止めていたのね、へ、そ、そ、音と音と音と落とすのよ。おおいけない、増えて考えることや簡単なこと、その他ひとりで預かるもの。噂ばかりでこんがらがることが気にかかるわ。あたら、しいのそばから、ちょうど吹きかけてまただ、まただと言われてしまわないうちに・・・。

 漏れかけているものどもともともと関係性が好きだと話しているいつも。