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 気怠そうな流れを沢山口に含ませてみて、少しずつ溢れさす。落ちたばっかりのところで適当に跳ねて、みて、おっとこいつあ何かが言われそうだぜ。などと、ひとりで、訳も分からずに考えてみる。

「すると」

お前はどうにも操作することが出来ない問題をいつまでもどうにかしようとしていないで、ひとつひとつお前に回転可能な範囲のなかで動いていけ、と言っている言われている。それもそうだ、だが、他人の嬉しさもいっしょになくてはやじゃないか。しかし確かにそうだ。私は私のなかで、まるで不自由のない瞬間が目の前に現れる技術を磨かなければならない。

 ある人は、必要の有無にかかわらず丁寧にこぼしていた。その場のよろめきは、首も傾げずにそこから何事かを掴んでいて、視線だけが私の目の中で明るい。突然話されて、何のことやら分からないことと、落ち込んだように見えるがその流れで、強かである日常動作。問うてみて、よく見せて。