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 これは、こぶ大だ。ところかまわず握られてら。不安だ。揺れたがりに声を貸してくれよ。ひとつまみ、これから起こることの集まり、緊迫。ゆっくりと見る、動くものの後、二人して、ほほえみ。絡まりとあえて、難しい、難しさ。大音量が空洞を叩いている。響かれ、謎に似た汗。どこへ流れ出るやもしれず、いつまでも追う。追う方が、何も分かっていないで、ニ、三の発言を控える。求められ、映し気ピタリ、と、どこまでも届く小さな、ひんやりした音が、ある、あたしのなかとあなたの話のなかだけにある。誰に対する構えになる、誰が構えている? 構えている、だけで美しい。恥ずかしさ、突然放り込まれた恥ずかしさのなかで、生きている。取り囲まれた、見ていないものだけで、偶然だけで。