<746>「増える言葉、沈黙」

 とても良い、その少し前なのに、当人は何も感じられないことだよどう思おう。当人は気持ち落ち込んでいるぐらいだからどう話そう。彼から先、そうそう、よく見たね。関わりが密でも全然関係がなくっても、明らかにここから動き出したがっているそれならば一度、話しておくことがある。

「いや・・・」

 目が回るほど、運動は運動で続いていったら良いのに。優しく、駆け出すもないそばで、あなたがた特別微笑んでいただろうそうだそうだ振り返って、特別に、うるさがっていただけ笑うだろう。

 あたしは、沈黙しなければならないことをいくつか持っています。つまり、立場、それ以外である時間が、望むと望まざるとに関わらず必ず訪れてくる。別に、受け容れない、拒否もしない。増えすぎた言葉に対する当然の時間、それを私は沈黙とともに待っているのだった。