<753>「語らせた跡」

 あしたまた語らせにしたまま、とても、長い、長いゆき方がある。不足ともまたかかわり、わざと、どうでもよさと一緒になってみたり。わざわざ感情にかかわらせる辺り、いまいちスムーズに対する疑問があるみたいだ。

 誰かが角度を言った。それに合わせるだけ合わせてみたあと、平気な顔をするまでの間、いくらか時間がある。遠慮するにしては大きかった。あなたを見て、表情にはそれなりの角度が必要だとも考えるのだった。

 止まってほしいとも、動いてほしいとも、確かに言っていて、ある全く関係のない地点を見て物事を考えていた。あすもあすもといつも頼み、難しい事柄、よく見るといくらも平気のなかにひどさが、ひどさのなかに平気があるようだった。