<852>「色 、ど 夕暮れ」

 色、の裏・・・。お前がひと筋に慣れた頃・・・。疑いの色み、ゆんで、膨らみ。めり込んだ、あとの泡・・・。

 優美さ、ガ、私‐結び‐閉じた、のと、(発)(光)だに、既視のマにあなた方を迎え(い)れる、こと。

 湯気、あるいはトロフィ、純粋な喜び、無思考の種、夜通しの、(くに)、

 「さっぱりした・・・」

 でんでこ、でんでこ。トータル‐(爛)‐濁流。水の流れ、お前の追い抜かれ‐非、ヒ、頭脳のならい。茹であがるもの、その名、果たして普段の名の解釈ヲ(を、おう、うォ・・・)、こらえる。

 無(む)が無(む)、とも、方向性の、あるいはなだれ込む‐打(ダ)‐熱。かつ(克つ、か)、また、新た日(ビ)、容れ物式の存在。存在のおとぼけ、のなか、匂いの人、緩み‐蒸し‐てらてら‐ユ‐華麗、そはまた溜め。

 混じり、けわい、ド、夕暮れの、あるいは濃いもの、橙(だいだい)の、その裾(スソ)性。めくり(来る)めくらると、も、もう・・・。

 暗示、よ、惹起。しゃくり、しゃくり、うつむき、ふたり、ともの勢い。たれの音、よく這い、よく斑(まだら)。動悸、それとも、ある柔らかさの幻視。見ているものの、ば、ね・・・。

 即、おとぼけ、あるいは通常の、湯気を去った姿。複雑な在り処。ひと触れ、ミ、逃し、全く、ド、高低の美しさ。

 よな、よな、居て、スゥ・・・視(シ)、感覚の、目の色の変え方。よもや、私のその縦の鋭さと、一片、ヤ、一片以上の惑いに、あらゆる声は上がる。色のなかを通る・・・。