<859>「さわざわ」

 びゅう。と、小さな、語。何を指す。平らの眼・・・。

 かけら、得(ウ)し、三色のなかへ、きらびやかな発話のそれもふと・・・。一条の、ただを、スる・・・。

 投げかけに、響(ひび)、おとずれ、ノ、微細な出合い。

 雲。雲はよそへ、まだら、方向性の、たち絡み、シ、既に、隠れた。私(わたし)‐入(にゅう)‐ささやき、およそ、かたくななまでの、その一語形成に、滑り、染み、ほぐれ、緩やかな喉、(ヲ)して・・・。

 転がりは無限の表現へ向けて何食わぬ顔をしている・・・。音のゥ、うた、からも(も・・・も?)。振るわれた手のひら。それとは知られないひと息の時間的固さ。

 ゆくり、ノ、道を、知(し、シ、白)、らせられ、らせられ、み。みの歓喜、みの限りないひらめきに、そっ・・・と、肌、をゥ触れ、をゥ触れ、いくつもの、分け、分けイ、居、意・・・。

 通りの、ひとひら。ひとひらのむしゅっ、ト、した、ふい、風、さらされた声、の謎へいつも(と)得(ウ)、リ、ふたつの参加者。遅られた管(くだ)の運び、ユ、汲みつくす眼のまろ(ル)やかなひとマ。

 まろび出(イ)、デ、身体(しんたい)、のゥ限定的さざなみ。いびつな笑みに、全て吸い込まれ、た、き(かしら?)、これらの膨らみ。

 壁、をゥ、する。機微、開(カイ)、開(カイ)、と、とお、む。われのかげ、ユ、くらし、とどこおり、ト、戸を、結わく。円(エン)、それもかるやか、ひとの色へ凝固した音を撫ぜる・・・。

 私、にしたら、一連の、手のひら、ユ、さ(サ)やか・・・。