<962>「あとの涙」

 ただなくす

 名をなくす

 あなた名前で呼ぶな、

 そとがお、

 うちがお、

 陽気なふるい、、

 色(イロ)を見る、

 長い、長い、

 あらはれた、、

 語られた、

 なぜか、、染みて、、ことが問え、得(う)ば、あらたな、

 まどい、

 結える、結える、

 あたらしく棲む、

 かこい、かこい、

 ふるえ、

 あくがれ、

 巣であったり、巣でなかったりする、

 ホケキョ、、

 ものがなし、

 ひび割れの底から鳴る、、

 あたまを過ぐ、、

 ただはらり、

 ただはら、はら、はらり、、

 欲望の跡、

 あなた過ぐあと、

 あなたくわえた、

 その静けさのあと、、

 書き名(な)を惑うた、

 ひらり、、

 わたしスムースにさわる、、

 もどれ、、 

 かこえ、

 うるおはすところのもの、

 その引き合い、

 あたしの合図、、

 身体(からだ)に鳴る、

 見ておくれ、

 はらっておくれ、、

 掬うてのちそと、

 みだる、、

 枠ははばたく、、

 ただかたまれ、

 その一点、

 め、とりいだす、

 あたらそれ涙・・・