<979>「透明なリズムに潜る」

 日(ヒ)のかげりに

 ただおそろしく浮かれていたあなたの表情が見えにくくなっていって

 いつか濁った緑の流れを読む、

 その先に、声のひろがり、、 

 輪(わ)、と、響き、、

 あたらしい頭に鳴り続けいる・・・

 触(ふ)れて、、ひそかに水を汲むものの手、その隙間に光るもの、、

 ただうち微笑む、、

 うち、入(い)、裏へはりつくもの、、

 その透明に光る、

 その透明に流る、、

 触(ふ)れたい、

 特別長い、濡れそぼりに、、

 あなたが手の隙間に、きらめき、粘らせているそのマ、

 あたしが差す、

 ほのかにかわいた風の、予感だけいでて踊る、

 うもれる、、緑の匂いにもぐりいる、、

 ぼうぜんと、

 たからからあわてて黄色いリズムの漏る、、

 さわいで さわいで

 これだから粒は弾(はじ)け、わたしの前で嬉しそう