まろく、鮮やかに、あくまでもほどいていった先に、、
ひとつの産声が見えて、、
あらゆるもののなかで一際大きな揺らぎ、、
それはまだなかにある、、
たとえば突然立ち上がらざるを得ないひとつの瞬間に、、
わたしが常日頃から考えているその色味から、あまりに離れ過ぎていて・・・
静かに飛び上がらざるを得ない、
また、たれかの自在に、、
わたしが声を張り上げて、
音調、
その煙も豊かにまた登る、、
触(ふ)るる 触(ふ)るる
うち、さわぎがほこりぽく、白い視界、、ややくゆらし、
そうか、、(そうだったんだ)
ずっとこの歩みを聴いていたと感じるから、、
そして、その感覚にたがわない、ただ一連の、、緩やかさだから、、
心を染(そ)みて揺らぐ、
まだひどくぼやけている背中に、、
指という指をぐっと沈めて、、
生きる・・・
それは数々の濃さにもかかわらず、
それは数々のひとりにもかかわらず・・・