<1028>「余剰がはためく」

 街を

 まるで知らない煙、、くゆらして

 ひとはくぐる

 鳥の意識のなか、

 余情がはためいている・・・

 沢山の青と、

 その街と、、

 赤みがかる夜の意識、、

 くらやみのなかに生まれていた、

 ひし、ひし そばえ あつまった

 安堵のなか 短い記憶 しばしの別れ

 やわらかい出来事を残している、

 そばだてるひとのため

 そばだてるひとの静かな記憶のなかの鐘の為、

 そばえあつまって鳴れる、

 あたまへ また 湯気の記憶力をそそぎ、

 ほんのちょっとの興奮を、いくらも壁につけてみる、、

 さまで沸いている さまで沸いていようか

 あらかたふれられづくしのひそかな空間も、

 この羽でサ・・・

 ・・・ト撫ぜましょう撫ぜましょう (ゾ)

 幽玄あらたかなりわたくしハダカなり

 ノ・・・、 さわがしいテンポに身(ミ)をつけてゆきましょうとさんざに言う、