<1032>「体力が笑う日」

 楽しいっていうのは、わけも分からず孤独なことだ

 泣けてきちゃうよ、、

 事 事象 街 言(こと) 事 出来事 ひとつの歩道

 争うべくもなく 体力 体力の横溢

 不可解な匂い

 あたら誘う 誘われ やましい香りに、

 顔ごと浸して 滑って 泳いで 誘って

 またあらはれて

 それから駆ける、、

 おそらくは何の意識もなく

 体力が笑っている

 ひたすらにそよぐ かわく 笑う 混ざる 垂れて

 もてあます

 たれかひとつでいい

 たれかひとつでいいから、言(こと)の根、ト音(ね)を掴んでおくれ、

 手前で振ってくれ、

 そのなかへ溺れ、

 衰弱したけはい、ト、

 とろけ出した言(こと)の先にぶら下がる、

 またはまた

 探り、、

 ひとつめの香り、

 そらがさびしく白くなり、

 ぼゥぼゥとまた空(から)の、

 ひたすらに器の、、

 その丸みの空間の音(おと)へ、

 滑る 揺らぐ 揺らぐ 残る・・・

 そっと、たくましい朝に、(それで)

 ひび割れた鈍さで到着する、、