<1094>「声の通う道」

 欠けてくと声、走ると

 見ると、

 そばに、

 、、

 素朴な約束のなかにあなたを隠して

 そばに、、隠して

 また静かにはらう、

 音(おと)もなく、

 風は過ぎ、容れる、、

 声、長う、流る、

 波、そして駆け、、

 吸う、、声、過ぎる、

 掛け声 掛け声

 見ぃ毎 振り、振り、はらわれ、

 姿はまた流る、駆けて、、流るもの、

 、

 落つ、よゥ、笑み、はらえず、そむ、

 過ぎる、 

 分けて・・・

 声誘う 声誘う 

 破れる、

 ひとの目を誘う、

 その言葉のなかに、

 待つ、ゆく、いちどきに開くもの、

 こぼれる、

 うちを向く、

 隣に居て、

 素朴な約束の誰かしら、、

 かなう、、

 よのひとすじ、、

 照り 照り 離う、

 近づき、

 あたらしむ、

 怪しい(誰かしら)

 掛け声

 と よるの道、、

 消えている、

 もし、ともし、その場所、

 その場所が無ければ、、

 わたしの声どこえ、

 おんあたしの声どこえ流れたらよかろ、

 戻ろう、

 あるいは静か

 大きな穴になって、

 大きな声の通う道になって、

 ひとこと、

 それも誘う、道は流る、

 過ぎてく 過ぎてく

 やがて、わたしの顔と、

 忘れられた、

 そぶり、そぶり、はらわれ、

 ものの見事、見るたび、そばで、

 誘う、はじる、掛け声、、

 ゆるやか、

 もしと、

 駆けていく・・・