あなたはぼぅとしている、
顔を返している、
不自然な姿そのままでぼぅとしており、わたしにはわからない、
ゆるむ、問題がにじみでる、
ひとはそれぞれで無口に、時間的に無口になってゆく、、
あなたは同じ顔をしている、、
それはいつかの喜劇をなぞり、
本当の気持ち、本当の顔、本当の人、などがないという確かな理解によるのだろうか、
過ぎた季節は本当だったか、
やけに高くから空気を眺めていた、そのときばかりがただに重なる、、
もはや記憶の為に確かめうるのではないのかもしれない、
季節は生きた、そのあちこちに呼吸が置いてある、
ぼんやりとあたしを見ている、
わたしがここに来る前、もとい、来た後もそこは同じ場所であった、
からだは回転しているのにもかかわらず、、
距離、ただの道はぼぅとして同じ顔をしている、、
同じ色をしている、
同じ目の玉のなかにぼんやりと置いてある、、、