<1143>

 川は続き、平穏を取り戻した朝へ。

 待ち、待ち、暮らしている朝へ。

 あたらしくかぼそく道の、ふたりで映る姿。

 手招き、平穏に暮れる朝へ。

 ふとその流れの一端を、もの珍しく含むとき。

 葉の香りが隙間に揺れるとき。

 わたしはより一層の遠くを想おう。

 あらためて問うまでもない川中の朝に、

 ひとは呼吸を浸して、、

 

 あらたに沸いて出たことも知らず、

 すみやかに、繰り返し、、

 ちょうど気分の真ん中で、

 昨日の残りを確かめ得(エ)、

 柔らかく訪ねた時は長く。

 

 ある晴れた寒い日に、

 知らない名前が通り、、

 こんだまたどうしたわけかと思う、

 隙間の仕草で、

 大仰な回転の記憶のなかで、

 わたしの装いが大きくなっているのだ。

 としたら、どうしよう。

 相変わらず窓は語らない。

 窓は、ただ友人によって割られているように見える。

 温度が下がる。 激情が過ぎてゆく。

 かけるものがない。

 ひとり温度の旅へ付き合うことにしよう。

 バスが出る。 電車が出る。

 たまにはこの気分のままの飛行機も出る。

 

 動揺だ。いつまでも名前を大事に持っていて。

 眠る。 語り、語って、 紛れる。

 そのまま投げている。

 

 時々、どこまでも遠くへ走っていて、日のなかの意味を知らなくすることがある。

 わたしは日のなかに生まれた訳ではないと。

 余計な考えを起こさないでくれよと。

 しかし、堂々と回り、帰ってくる。

 

 日は、日のまま、そのまま静かに水に差し、過ぎていく。

 いつもの動揺のまま。

 いつもの過去のまま。

 分からずやの言葉がそっくりそのまま揺らぎかく。

 

 関係を定めぬ駅で、、

 ただ嬉しさと目、だけになり

 後はなにが続いてもよい、

 と、ひとりだけでなく思っていたかもしれない。

 たったいまのいまの別人に、

 昨日まであたりまえに会っていたつもりで、

 次にはまた言葉が出る。