<1214>「輪のなかの、空気の輝き」

 ハテ、そのたくましい印象から、

 あなたが出てきた、

 そうだったろうと思う、が、

 して、どういうつもりだっただろう、、

 ソレハ、全く無目的で、

 軽やかに、

 栓が、ポンッ(ポンッ!)とはねる音をさしたような、

 そんな身振りだったけれども、

 これはそのまま流れるような時間に、どこかで指を染めたのかもしれない、

 

 呼吸で、跡をつけてみてイタ、、ノダ、、

 が、

 そのマアクにふっとツラマエラレタ(ホウ・・・)、

 トシテ、

 誰かが全速力であらはれるのを感じていたんだ、

 どうした訳だろう、

 どこかにテエマを持っていて、

 それが、ぼんやりと流れ続けているようだ、が、

 いつ頃この意識は生まれたろう、

 いつ頃このかおりは、、

 

 私の中にスッ(・・・)と手を伸ばすのが見えて、、

 この、長い線の上、ニイテ、

 端の端の方まで届ク、仰天を披露したかもしれないという意識が、

 身に溢れている(ミニアフレテイルニチガイハナイノダカラ・・・)。

 からだ、ぼんやり、

 線の上に浮かんでいて、

 なんと声をシタラヨイのかが分からないけれども、

 ボオォォォ・・・ン・・・、(・・・)、

 ト、

 続けざまにいくつもの輪(ワ)を作ってひろがる行為をシテイタ・・・、

 

 タイガイノ揺れはこのなかにおさめる、

 それは何だか、

 集中しているんだろうか、集中するのをやめてしまったんだろうか分からないけれど、

 その、奥の作用で、

 なんでも入っていて、

 ただふらふら、ふらふらト、

 輝く、

 ここノ空気は何か違うものを混ぜてきていたらしいのです・・・

 それで、吸われて、

 一瞬カン、出自を忘れて、

 どろどろになってイルケレドモ、

 どうだろう、

 輝ケル跳躍、 輝キカナ優雅な、

 これをヒトトキと呼んでもよいのでしょうか、

 そのような言葉を付してみてもよいのでしょうか、

 実際が、

 そこへ忘れたように寄り、

 また、もう一度朝を迎えたような表情で、

 サッ、、といるのですから、

 全身に振り、カカッテイるのですから・・・