<1236>「直線の欲望」

 あらわれたな、、

 と、、

 直線の欲望にひかる、

 ワタシハソレデナガい時間濡れタママデイルトサ、

 はたから削ぎ、削ぎ、

 見えてくる動きを両手一杯で喜んでいる日のなか、

 ワタシハチョクセンノヨクボートナッテキレイニヒカッテイルダロ?

 どうや、

 身のままで呼気の作った世界へ、日常へ、

 何かいつも触れられながら、、

 中途の日常の匂いを多分に意識しながら、

 模様ガワリ移り一番中途の匂いをさせながら、

 ここへしたから、たれさせてかすかに漏れているほどのイチゴンヲ、、

 ほうり投げていたな、、

 直線の欲望はそれをよく知っているものとしてあらわれていたな、、

 全くもって綺麗にあらわれていたな、

 あんまり破廉恥ではないか、

 あんまり素直にあらわれすぎやしないか、

 オオキイコエヲシタミチヨミチサン、

 同じ欲望のうちのひとつで、

 またこうして大きく摘ままれましたね、、

 そうして強度は盲目性につよくハタラキかけます、

 よくものが見えていることとそのさわがしさをひとりでまた自分に呟くようにしていました、、

 

 ほう、ほう、ほう、

 がらがらと人形世界

 縄をよう見‐呼気をしょう、、

 糸はまた静かな自由の世界です、

 からくりが全て見えていてそれで全く平気な身振りです、

 尋常、瞬時、コマ送りと、

 糸の流れを歌とみる世界

 あらゆるもののなかに不可思議にしゃがみ、

 当意即、妙なる目をきらめかせているところ、、

 真黒の眼差シガトオクマデヨクボーヲドンカ‐シンカサセテさらさらと‐と、届けようとしている、、

 こだわりのない瞬時的な目ゥィの置かれ方に、

 ワタシガナントショウダロウナドトカンガエルマモナくそのまま姿に移っていく、、

 そうして幾方から絡まり来たり、

 全く糸々の世界、

 丁寧に吊るされた、

 そうして、踊り上がり軽やかに、

 なるべく糸に一切預けてしまえるように、

 なるべく温度はあいだにだけ通うように、

 

 そうしてからからからからと渡り、、

 めまえの視線の延長を何としょう、、

 地面に伏している姿は太陽射してただ揺れるけれども、

 歩みが低音で続いて、

 糸や糸が低音を静かに弾(ハジ)いて、、

 暮れたってそれは変わらないけれども、

 営みは華やぎ、当たり前で、低音の震えをワタクシブツニシたり離したりするなかに、

 ひとりこの紛れていくリズムを見てはらはらほろとするココロノコトナドモ、、