<1889>「内振、外振、胎」

私が糸を引いてその丸みのなかへ、、 はあ、これはなにかが掛かっているのかも分からないね、、 ずっとこの辺りを探ります、 複雑な響きなどをそこにいくつも貰い、、 そのままに絡まって来る、 あれこの絡み方でどこまでも来るね、 なにごとだとそこでひと…

<1888>「油的な生まれ」

色をそのなかに隠しているものとしてそこに、 ただいま、ただいまさらながらに見えていて、、 ゆるやかに、わたくしの方向へ、、 方々から連なって、 はっきりとあらわれている、、 はっきりとその印を、、 今にその領域を見留めて、、 私に連なっているもの…

<1887>「増殖する日の液」

なにかと照り、ただそれを眺め、、 私は見ているけれど、、 不安また不安、 一体この重なりはどこかしら、、 私は数えるけれど、 何も知らないままでいた、、 風景をこうむる、、 どこからのびてきたのだ、あ、、 今につらなる、 つらなってもう相当大きな声…

<1886>「彼方の眼の欲」

ここへしびれて出てきた、、 あたしはさんざ、かたまって、、 そのまま、あちらこちらへ散らばりもし、 行方を追う、、 ただ立ち尽くして見ている人々、、 そうだ、静かな液、、 湯気になって次々に立ち上がる、、 どこだ、 揺らぎながら手を見ていて、、 あ…

<1885>「曇りの日の待機」

あたしが派手な様子で出てくる、 なに、その金やら銀の、 光の中で、 いとも簡単に眠る、 眠る、眠る、人は続く、 私はここで増えている、、 いとも簡単に増えている、 そう、独自の腕をここにふれながら、、 私は流れる、、 過去からの堆積、 過去からの響…

<1884>「花と変化」

現時はこのようにかなりあけらかんとして、、 そのままここに渦を解き、巻き、、 しごくあたりまえに存する、 なにか花か、、 あたしはこれが、あまりに重さがないことに対して、、 ちょっとおかしいようだと言いたい気がする、、 花の横に並んだ、、 あなた…

<1883>「眠る火の身体」

あたしが転がり、、 姿もなにかと音を立てて、、 さて、置いてきたものを、それぞれ浮かべてみる、、 もしかすると、 触れることがかなわなかったことばかりに、 触れてこられたのではなかろうか、 という気がする、 そこから爆発して、あなたにまともにきこ…

<1882>「古層の中の物音」

私は渡り、 ひとつの点のなかへ漏れる、、 溢れて、 ここにひらべったい、身体をのばし、、 一量の水を受けて、 生まれる、、 私が黙して揺れていると、、 なにやかやと声を掛ける人がいる、、 その隙間で、どうも、物事が、、 うるさくかさなり、、 なにだ…

<1881>「零からさらに遅れて」

その等しい手に触れて、、 私は驚くことがあった、 なぜいまここからひとつのものだけを上昇させて行く必要があるのか、 まるで分からない、 そうだ、まるで分からないと思った、 選ばれては困る、 とにかく、選ばれては困る、という意識と、、 重たい鉛のよ…

<1880>「小さな水が集まるところ」

私がその形になるのを知る前に、 手はなかにはいり、 そこをうかがう、 うかがったらなんだか当たり前の、、 小さな空間だけがあり、 私はひとりで驚いている、、 なにがこの身体のなかに掛かり、 ひとつの声になっている、、 私は花を見るが、 一本取って持…

<1879>「全く涼しい一点」

次々そこに声が出てきて、、 私は、あんまり遠くへ来たのも忘れて、 静かにはしゃいでいる、 あれ、なんで、そうだな、と、、 ひとつの身体のなかに、 多量な響きが埋まっている、、 そのひとつが、当たり前に風に乗って流れた、、 海の近くで、 人はたくさ…

<1878>「内側の鐘」

その軽さのなかに自分の粒のひとつを見つけて、、 輪郭の、なくなるまで長い時間、 そこへ置き、ぼやかしておいた、、 普通に、僅かになる端の意識から、細部へ、、 あたしは腹のなかへ小さくなって入る、、 その意識の隙間、 私が生まれて止まないところへ…

<1877>「豊富な身体」

はたしてその色を知らない場所に出て、、 ただ私は困惑するようだ、、 しかし日は回転するようだ、 このさわぎから離れなにも物音の立たぬ、 ただなかへ、 ひとり身体をかきまわしているものが見える、、 私はそこで小さくなり、、 まだその底に火がかかった…

<1876>「身体層を剥ぐ」

その僅かな時刻のなかに生まれて来ては、 小さな様子で漏れ、、 上手く継ぎ、 あらはれる、姿一切の人々、、 当たり前に垂れ、 当たり前に見えて、、 私は、紛れたいだけ紛れていくように見える、、 その新しい身体に当たり、 四方から、四方から、さわいで…

<1875>「騒擾の日」

ものが次々に騒ぐさまをそこで見ている、、 そのしたでふるえ、 そのままなにという姿もなくはっきりと出で来、、 私はそこでふざけて、 ひとつひとつの場所と、接触していく、、 そうかそうか、 遊ぶというのは、調子に乗ることではないんだな、、 物事をや…

<1874>「液が渡る」

その身体の先へあたりまえに掛かる、、 よし、 そのまま、、 はずんで、しかし、奥の方へ、、 あ、湿りに触れて、 私は静かになってしまった、、 身体ごと、ここへ来て、静かになってしまったようだ、、 今にその声、 今に漏れて、、 私はその方へまったく合…

<1873>「伸長」

今そこに隠れて、 たれと言わずひとり静かにこもり、、 音もまたそのなかへ、 あたりまえに降り、、 すくなくなり、、 ひとの照る葉のなかへいつもより、 多くなり、、 ただに溢れてしまう、、 そこから順に液がくだってしまう、、 あたらしい道の、、 はっ…

<1872>「何かを思い出すためには」

ただもう現在の、 訳の分からない一体と、盛り上がりのなかで、、 私は過ごし、、 そこに物語が組み込まれて、、 渦を巻いているのだと思っています、、 ただもう、、 その現在も解けて、、 後に来ると、 ひとつひとつが、私の記憶でしかない、 ひとつひとつ…

<1871>「沈滞するものと、手」

あたしはさかんな熱のなかへはいる、、 それでしたのほうへ、 まっすぐに垂らして、、 どこか、 それが記憶の、音のならないところまで、さかんに、、 暴れ込んで、 今いっぴに、さわり、、 あとからあとから、、 それは部分と部分を噛ませ、 次々に盛り上が…

<1870>「おもむろ」

静かに揃えた声の、 なかに、 僅かでも含まれている、 ひとの、さそう時間、、 私は、明らかにその様相のなかへ、染みているのでした、、 この、肌のなかに、 明らかに染みているのでした、、 誰にでも馴染む葉の、 その過ごし方、渡し方、、 が、今はっきり…

<1869>「沈むしずみ染みる」

肌にものがあたり、、 それは何事であったのかと、 私の中で回転する、、 私のなかで様々に回転し、、 今に膨れ、 静かに迫ってくる、、 色のついたものや、つかないものに、、 それぞれで手を付けて、 それぞれで応える、、 いくらとなくそれは次々に滲み、…

<1868>「泥のなかから」

あるのに、 そのうつわのなかに、あるのに、、 一量の手、 そのまま映って、、 私のなかに任されるままに、 あるのに、、 ひとりの肌を付ける、、 ねえ、今生まれて、 その奥に肌を付ける、、 その奥で静かに身体が打つのに、、 ひとりで付けている、、 ああ…

<1867>「垂れた液の裏」

あたしはただにこの時刻のなかに溜まり、、 それぞれを見る、、 それぞれを加えて、、 私はいまいちりょうの流れを見る、 日を見る、、 混じりあえて、 私のなかの粒だ、 流れて、、 身体のなかの事は、どこか、、遠くに連なり、、 いまひとつの様子で浮かん…

<1866>「灰白色の中」

その肌の中にあり静かに誘うのが見えた、、 いくついくつと言わぬまでも、、 生き、 当たり前に過ぎ、、 そこから下へ下へと走っていく、、 今遥かに誘う、 揺れを見る、、 見つめる、 あたしはあたりまえの響きのなかから幾らも出て来るので、 少し惑い、、…

<1865>「戸惑いのなかに生まれる街」

ひとつの時日のなかにくらみ、、 その空気から滑り出てきた人として、 今の点を渡る、、 じわじわと水がしみだして来て、、 身体はただそこで曖昧になり、 見えなくなり、、 すっかりひとつの呼吸としてそのなかに溶けてしまった、、 どこを見ている、、 私…

<1864>「環の中の膨らみ」

ひとつの環のなかに、 漏れ出して、、 これは、どういう呼吸が過ぎる場所なのか、、 それぞれ、確認している、、 私がまたそこから生まれただけで、 ひとつの時刻に過ぎて当たり、、 今、吹いてきた、 今、あたりまえに吹いてきた、、 私は熱を持ち、 そのな…

<1863>「生活の緑」

今にまはだかになりその時刻へ来る、、 いつもそこに肌が出て、 次々に合わさり、 次々に見えなくなっていく、 はしゃぎ、、 ひとが次から次へとはしゃいでいるところへ続いてきた、、 私は人間だ、、 そこで生きていたら皮も剥がれよう、、 ひとつの糸にな…

<1862>「浸透する場所」

そもそのなかにひとつある身体、 の、なか意識、、 私から駆け、、 各所へうたい、 それははじけ、それは語り、、 いまひとつの視線のなかで仰ぐ、、 いまひとたびの目印のなかで来る、 掴む、揺れる、こぼれる、、 その跡が長になる、 長になり、どこまでも…

<1861>「底に聞こえて」

あたしはそのさわぎににじみながら、 ここへ、ひとつの熱、 ひとつの確認を持ち、、 ただ溶けるままにしていた、 はて、どこへ向かうものと見えるか、、 これは、巻かれて、、 わたしから先へ走るものと見えるか、 どこから巻かれるのか、 さだかにはならぬ…

<1860>「水の時日へ染みる」

沈み、あの手に、当たり、、 私は前を見て、 その方向へ、ひとつの声をつける、、 揺れる、その筋の中、 また揺れを剥いで、 身体から今また続くものに新しい液、、 は、私は通ず、、 この風景のなかへ新しい液を持って、 揺れてくる、、 揺れてまたその状況…