2017-08-16から1日間の記事一覧

<297>「平然と紙一重」

罠みたく拡がる場所を前にして、何をこの、と力まない人間は、存外にどこまで行っても平気な顔をしている。一度も平気でなかったから後になってまた恐怖に陥る、のではなく、どこへ行っても平気そうな顔をしていたことに気づいて後から怖くなるのである(あ…