波間にあたらしもの、兆し、ひとり粒となってはあらたしく混じり空気と一体になってゆく。この辺で、なまあたたかさ、おそらく味方の、例えば風があなたを吹き、記憶は十年前へ飛ぶ。 聞こえない、きれい、やどかりは転ぶ。折れ曲がって順に泡を出す。出すと…
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