ひびの根の間(マ)。あつらえた長い日。 傍らにかけてゆふめいな、あの白々しい大きな明かり。 俺はそこから飛び去った。 俺の意識は黒々とした平らな地面に伏せていて、僅かな音を立てその水を挟む。 てらてらと光り、滴る、甘美な幹のその一枚内側。語り…
火はかぶれた。 私の頭のなかで火がかぶれていた。 時々めいてよくぞその笑み、妖しい日差し。 あなたの微笑みの程度に応じて、かぶれる火、とその中。 くるぶしの叫び、それに似た道。一度も繋がらない大宇宙的な呼吸を絡める。 例えるに音。それも微細な心…
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