2019-11-09から1日間の記事一覧

<1136>「声の薄明かり」

第一声は過ぐ。 かわるがわるにじむ。 いじらしく傾いて、 ぼんやりとネになる 横になる。 第一声は過ぐ。 ひとり 新しい。 昔の姿形。 ただ空きマにたたずみ、 ひとつ、ひとつ、ひきずる。 眩しさは変な感じがする。 誰も眩しさに目を留めていないようでも…