<2850>「私のひとつの通路を、作っていく無数のもの」

いまわのそのしずかな色に、 あたしも染まる、、 あたしは、同じ地面にいて、、 ここの、匂い、、 ちょっと日が多く、 そのことに安心しているのが分かる、、 あたしはくらみ、、 水をのむ手をさがす、、 さがしているうち、 いくらかは、記憶のなかに、とけ…

<2849>「ねえ、生まれて、戻って」

ねえない、ないの、 ないぶの、 内臓の、その、中心に、 あなたも、また、 からだごと戻ってほしいの、、 私知らなくて、、 こんなに水が豊富にあって、 全部流れるのとか、しらなくて、、 もうとっても分かったし、 だから、 戻ってほしいの、、 戻ってまた…

<2848>「あなたは爆発項、生と死の両輪」

からだをどこにやったらいいか分からず、 いたずらに放り出していた、 人間はどこかに消えてしまった、、 形のなかで盛り上がる、、 いつまでも、刻まれている、 そのひとつの印のなかに、、 あなたは現れてくる、 うん、、 からだのなかに集まってくる、、 …

<2847>「透明な紋様」

複数の手をしている、、 あなたははしから順に応える、、 あたしはかろやかにあたる、 ものが かげだけでなく、 輪郭だけでなく、 水だけでなく、 線だけでなく、 宇宙を備えて、 まっすぐに出てくる、、 あたしはここを浮かぶ、、 ここから先へ浮かぶ、、 …

<2846>「砂を、下へ、下へ、」

あなたの水泡から、 声がやってくる、、 ひとり出迎える、 あたしは気恥ずかしい、、 全て、裏に帰り、 あたしは難しい、、 しずかな泡の底、 しずかな海の底に、 あなたを置いて、、 ものが足りない、 あたしはものとの付き合い、、 方法もない、、 視界が…

<2845>「複雑になった管、溜まる熱」

あなたはただからだのそばにいるだけ、 私の方から探り、、 私はしずかにかたまっているだけ、、 ごらん、 この水も流れてどこかに消える、、 私が見ていると、 私も消えて、、 ここに映っているもの、 まで、ただ、 どこか底のところへしまわれる、、 あた…

<2844>「現実も、透明の室も、生きています」

指をさして黙って立っている人がいます、、 私も、その人の横に立ち、同じ方向を見ます、、 あたしたち、 あの場所にいましたね、 今、あなたは、、 私の音声のなかにいます、、 そうしてあなた自身の、 粒や、 幾量かが起動して、、 この波に乗ってください…

<2843>「室と、底と、」

さあ、穴についた、、 私は、 こんだここから少し、、 壁の肌をもらっていく、 いくついくつとさわっていく、 そのとき、 あたしの目の前にある、 その風景、 その様式、、 あたしは夢の中にあった、、 なにかがある、 不安を、 もっともっと、 身体の底へ沈…

<2842>「それが、お前が生まれようとする際の言葉だ」

映像が四方に飛ぶ、、 あたしは窪みにいて、、 ただ、 これらを生み出し受信する、、 ひとつの皮の中の運動に、 ぴったりとくっついていた、、 具体的な、 骨組みを作る仕事がまた、 皮膚の外にあり、、 あたしは水を浴び、、 内と外との、 連絡係をつとめる…

<2841>「『千年女優』」

リバイバル上映を、MOVIX昭島にて。 www.fashion-press.net いやあ~良かったですね~! 劇中にLotusが出てきたので、 「お、ということは主題歌はLotusですね~」 と思ってたら、LotusはLotusでも、Lotus-2の、ロタティオン?でしたね。こっちの方は初めて…

<2840>「死んで、時間を渡してくれる」

呼吸の粒のさわりが見えて、 あたしはそれについていく、 私はどこにいるか分からないから、 これがどこか分からないから、 包んでいたものは全て解体し、 解体されてしまったあとで、 私は呼吸が可能になったあと、 どこに行くのか、 どこに居るのかだけが…

<2839>「あなたに用意があるということ」

あたしの身体には用意がありますか、 あれ、 それぞれの言が、なかで、 回転してください、、 からだからまわれ、、 しらない粒がまわれ、 その先からただ流れる、、 あたしのしらない場所へ、 いくつも流れていくこと、 私が知っているもの、、 あたしは細…

<2838>「水を容れて、捨ててください」

ただカラカラになって、 水を欲してくださいと言うのね、、 あなたのその発話から、 私は宇宙に入る、、 宇宙に入って、そこで寝る、、 そこで目覚め、、 たくさんのヒのものごと、、 うん、 からだ青い、 青い、青い、、 からだ青いねえ、あなた、 うん、と…

<2837>「通路で、私たちはまた出会ってしまう」

着地してはまた息を吐き出す、、 あたしは、 まだ、、 外界の、その先へとのびていって、 呼吸をもらう、、 呼吸が複数の影、、 呼吸がいくつもの出合い、 あたしは、、 なにか異様な暑さのなかで、 何かを、 全てを、 奥の方に折り畳んでいる、、 あなたが…

<2836>「眠りのなかで細胞を揉む」

色も手も戻ってくる、、 あたしのはだのなかに、 しらされて生まれたからには、、 ねえ、 どこから出るの、あなた、あなたは、、 私は呼吸をしている、、 私は複数の眼をしている、、 ただまたアいた、、 またかどからアいて、 ひたすらに漏れてくるのを、、…

<2835>「これは、鬼の道だ」

まだその印のなかにいるものが、 あなたであることに驚く、、 私は、 間違いなく、はぐれている、、 人間としても、間違っている、、 それはそうなのだ、 間違っている人間は、 どう生きたらいい、、 どう関係していたらいい、、 身体をきいて、 身体に付き…

<2834>「落下スル燃焼スル任せろよ」

あたしはまだ粒と粒を焼いただけだからさ、 今生の皮膚、 皮膚一切灯、、 ものがただあたしの手の熱で、 僅かずつ燃えて行く、、 あたしは、 そのヒが少しもはやくならないし、、 生きているもののなかで一番ゆっくりと進むのを、 なんともおかしな気味で眺…

<2833>「あなた今生一切、手、剥がれるページ」

からだからあなたが聞こえてきても、 なぜか、 あたしは蓋をしている、、 私にはその物音がどこか関係のない、 一量の響きとして来る、、 あたしはカラの、、 からだのなかになにおさめるものもない、、 どこから来たのかしら、 これはしらない、、 わたしは…

<2832>「面、集中とほうけ体」

どこで回転が変わるのか、分からない、、 ただ、、 なにか具体的なきっかけが、 あるようにも思えない、、 内自に、 別に溜まっているものが、あるのかしら、、 名前のない、 重たいかたまりが、、 あたしはそのなかへ引っ張られ、 目も、 裏を向いた、、 こ…

<2831>「しらない場所、あたまの裏の線」

種ばかり私のなかに生まれてくる、 時刻ばかり、 うん、 お付き合いをする、、 あたしはこの現象に、 ゆっくりと潜る、、 あなたが透明なのか、どうか、、 そんなことは問わない、、 あたしはなかほどまで行き、 回転し、 得を得、 含んで、、 自由にこぼす…

<2830>「1日と1人生はフラクタル構造」

私には心臓の音もただ、、 羽根をひろげているだけのように思え、 私は未来の、、 なにかある晴れた華やかな点へそっとおりるのではなく、、 内的に、 見えないものが少しずつ変わっていき、、 気がついたら到達しているということ、、 私はそのために狡猾に…

<2829>「内時の飽和、生を得、死を得る」

振動が、 まっさきにとまって、、 今生きていること、 それらすべてが、記憶になっているはずで、、 あたしは、 増やしたその感受の根と、、 探りの時間で、、 あなたたち、 記憶の、あなたたちを招び寄せる、、 あたしは、 太陽以上に、 もののなかの響きに…

<2828>「すずしい無人の場所」

よんだだけだけど、、 あたりへ集まって、 まだ私が知っていること、、 身体の中であること、 手伝って、、 私はその、 上手く道になるところに立ち、、 何事かを、 語り出そうとしている、、 平衡な、 身体の時刻のことをおもい、、 いまもまだ溶けている、…

<2827>「ハハハ、どうの、ハハ、どうの、しらない」

まだしずかな歩、 まだまだしずかな歩、、 あたしはかろうじて、 この隙間に生まれてきて、 ゆっくりと、 地面を見つめる、、 ここが全て舞う場所なら、、 あたしは時間が停止してしまう、、 うごき続けて、 次々に壊れ、 次々に漏れている場合も、、 あたし…

<2826>「もの一切を見る」

あたしはこのなかに、 複数の線と、 複数の言葉を見ます、、 まったく休みなく、 動いているあなたに、、 私はどう言葉をしよう、、 私はしずかに液の上に立ち、 この光景を眺めている、、 うん、、 少しこわい、、 私が存在していること、、 私が身体を少し…

<2825>「このヒのただなかにはじまるよはいれ」

お前がそこで迷う、、 あたしが潜る、 潜る音を、 順にきいているのでは、ないかしら、、 あたしはなかへ、なかへ、 静かに、 身体をつくりながら、 お前の熱に合わさる、、 身体派手だから、 お前は火になる、、 火になれば、、 お前は生きていく、 後ほど…

<2824>「粒がある、はてがある、死んだ液の先」

お前がここへ、 進んでいることへ、、 ひとつの風の良し悪しや、、 なにかの合図や、 印があって、 それに対し、、 あなたはどこを見ている、、 じっと見つめる、 あなたには何の時間が流れている、、 私は揺らぐのだろうか、、 あなたに対して、 何事かが、…

<2823>「からだのはじまり、からだのかたまり」

からだのかたまり、、 む、 お前は脱げ、、 脱いだら帰りなさい、、 からだはじまり、 からだから、 お前ただひたすら時刻に、 少しずつ、 食い込んで行きなさい、、 ね、 たてのからだ、、 水が流れる、、 まとうめいに膨らむもの、、 様々な光線、 思いの…

<2822>「私は、色のついた人間ではない」

ひとつひとつ、 身体のフリから、 迷わず、 あたしはスムーズに、 もっと、 身体の先へ行こうとして、 あたしは振り向き、、 しずかな、 呼吸のなかでなんども浮かび、、 あたしは、 いつもこの場所の回転のなかに来る、、 あたしには、なぜか、 しらないあ…

<2821>「『朝倉彫塑館』」

行ってきました。 www.taitogeibun.net 日暮里駅から歩いてすぐでしたね~。 像で言うと、何と言っても「小村寿太郎像」がいいですね。 何で良いかと言うと、やたらにデカいからです。 多分3メートルくらいはあるのじゃないでしょうか。圧倒されます。 実際…