別に、侵入者が潜んでるはずもないのに、ベランダに人がいないかどうか何度も確認してしまう癖があるということを、以前に書きましたが、何故か、大雨が降っている日などは、その癖も引っ込み、何度も何度もベランダを確認するようなこともなくなるのです。
おそらく、自分の中に、
「こんな大雨の日にわざわざ侵入してきたら偉い! もし来たら、侵入者の人を褒めてあげよう!」
という意識が生まれているためであると思われます。もしこれが、台風の日などだったらなおさらです。お茶のひとつでも出してあげようかなという気持ちにすらなります。
「こんな雨風の強い日に大変だったでしょう? まあまあタオルで身体を拭いて、ちょっと温かい飲み物でも淹れましょうか?」
といった具合です。
反対に、快晴のときなどは、ベランダを確認する頻度がやけに高くなります。おそらく、
「こんな気持ちよく晴れた日に、人の家に侵入しようだなんてあまりにも都合が良すぎるぞ! 侵入なぞ絶対に許すものか!」
という意識が自分の中に生まれているのだと思います。