体力の有り余り、勢いを諸に感じるが・・・

 定期的に、日常には差し障りの無い程度の軽いトレーニングを行っているからか、年齢的にまだ若いということもあってか、体力の有り余りを諸に感じ、

「駈けまわってくれー」

というような肉体の叫びを聞くことが多い。

 ときにはその要請に従って、バテるまで歌ったり踊ったり、というようなこともしてみるのだが、常は平静を基本に据えているため、あまり体力に任せて目一杯動くようなことはしない。その方が種種諸々のパフォーマンスも安定するということもある。

 ただ、ひとつ悲しいのは、体力の有り余りをひしひしと感じながらも、バランスを取ることを優先させるのが上手くなった分だけ、「子どもらしさ」から自身は離れていってしまっているという事実である(子どもは体力の有り余りに直面してバランスを考えたりはしにくい)。バランスを取ることが、別に悪いこととは言えないのがまたなんとも・・・。