希望を持たない

 希望を持たない。マイナスな考えに傾く、ネガティブなことしか言わないのではなく、ただ希望を持たない。ガッカリして、投げやりになった上で希望を持たないのではない。そこは分けなければならない。

 希望は何のために持つのだろう。希望が無くとも生きていけるし、死ぬときは死ぬ。

「それは生きているとは言わないんだよ、死んでいるも同然だよ」

と、周りから嘲笑が飛んでくるかもしれない。まかせていよう。希望を持ってなんとか踏ん張っているところへ、追いやったはずの無為を見せられ錯覚が崩されるのは、誰だって辛いのだ。あなたはだからただ、希望を置こう。