<381>「さあ混ざる」

 秩序と無秩序を各々で慰めて、バラバラに慰めていって、後合流させる、そんなことを考えているやもしれないが、それはどうも人工的なことで(当たり前だが)、一度バラしたものの合流後、秩序も無秩序もそこに程よく混ざって存在し・・・というのは、元の自然な状態とは何かが違う、そんな気がするが、さて、何が違うのか。点滅(秩序が点いたり消えたり?)、あるいは明確な交代というものがない交代。水と、何か色のついた液体が混ざっているのとも違う・・・。

 秩序だけを取り出すとか、無秩序だけを取り出すとかして出てきたものは、通常頭の中に(身体の中に)あるとされているものとはもう別のものなのだと考えた方がいいのではないか。パーツとしてだけでは意味がなく、地図の中の一部として、全体の中で(物理的にではない)ある何かしらの場所を占めているものとして考えていかなければならないのかもしれなくて、ええ、何かの筋道が立ったり立たなくなったりという綺麗な分け方では、どうにも間に合わないことが多いという感じもするのだ。