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 どこに戻せばいいのか、いや、何か知らないところへ持ってくるのではなかったのだ、が、状態の変化があまりにも速すぎ動きすぎ、ひとたび巻き込まれれば、なす術もない。何も出来ないところで一応のことは考えた(そこではどうにもならない)。その一応は考えられたことが流れには関係した。友好的と捉えられたかどうか、ともかくも効果的ではあったのだろう。少しずつ取り少しずつ捨てられ、残っていたりなくなっていたりということにあまり重きを置かないでいいから、途中で一旦休憩だ。断片なのか断片と見ているのか、どわっと漏れ出したものは存外にゆっくりと動いていてどこを基本点としたらいいのか見当もつかないが、それで別に嫌な気はしなかった。二度と戻ることはないという言葉が爆笑を誘う。当たり前だと思ったからではないので、要するにではこれは何なのだ、ということだったのだ。