<453>「息が上がって」

 息が上がっているだけだ。あら? 何言ってるか分からないのかしら? ゼーハーゼーハー言って頂戴、そら、ねえ、どうして? だから、私は息が上がっているだけだからなんだ。そんなことないってどうしてそう思うんだ? あら、あらあらあら、随分と頑張っているって言いたい訳? やーだあなたそんなこと私にだって分からないわよ、ねえ、どうなの? ゼーハーゼーハー言って頂戴。ほらごらんなさい。むむむむむ・・・。息が上がっているだけであって、頑張っている訳ではないのだがね困ったねえ。疲れやすいってことってそんなこともないよ、そんなこともないのさ。ただ、君や僕が息が上がっていたってそれはとてもおかしなことだと言いたいんだろうそうだろう? でもね、それはただの動きなんだよ。ドンムーブ! イェスムーブ! そうだろう。あら、言いたいことが山ほどあったってそんなことは分かんないのかしら、ゼー、そう、ゼー、そう、あら、ハアハアハアハア馬鹿みたいだなんてそんなこと言ってないわよいやあねえ、もうお腹空いちゃったわ。