<603>「優しい昨日の顔貌」

 こんなもの、どう変わっていったらいいと、言うのだろうかと思っていると、気がついたら全く違うものになってしまっていたり、するのだいやしかし、自分で動かすまでもない名前、という錯覚を持っていき置いとくと、非常な勢いで裏切られ続けていくからどうだ、たといこんなものでも気持ちが良いだろう。好奇心と呼んでも、いいのだろう今度はまた、ウキウキウキしているさなかその筋道に、誰が合わせたらいいのかとこの踊り、たかが拍子とその他表情を混ぜて、ゆくよゆくゆく簡単な挨拶もそこそこ、もう少しゆっくりと回っていただけないかしらと、お前を作っているものはお前が思っているよりずっと、ずっと激しいのだと。だから、それはある程度抑えられている大人しいというのは激しくないという意味ではなかった。やっぱり、そう思うか? 今そう思い始めていたところなんだ。謎でもかでも、大らかに歌ってみたらいかがだろう? 何故って優しい昨日のかおかたち。