<683>「俺は小さな阿呆だ」

 控える、聞く。きく。はあ、何故か、当たり過ぎている、と応えるや、その方、反応、反応。これがらしい、これから、これから強い、て、訊ぬるのでも、ないだろうと私の、それからの私の発音。

「俺は小さな阿呆だ・・・」

 投げる静かに、一番、慎重に見えて、話しかけられ、そうになる。この場から僅かに浮いて、騒ぎ出し、始め。初めから、いくつ、ともすると、命。少なくする、だけ、の、豊かさ、生えて、そこから生えて、まだ集める。まだ集められるだけのたくましさに寄りかかってひきりなし眠る確認、とそれ以外、に認められた、たくさんの腕、その動きを見ると・・・。

 考えられないことでさえ、上品に笑っていて、

「俺は小さな阿呆だ・・・」

寸前で絡まるのまで、何事も内側の、何事もお互いの些事、に触れて・・・。