<860>「線 み 線」

 なにの音(おと)。入(イ)り、様(よう)、紛れたと、は・・・。

 オロオロ、シ、なめらい、で、サァ・・・場(バ)、私(わたし)ごとのこと、も。揺りて、イ。揺りて、イ。忘らうもの、よゥ、視(ミ)、うたい。こがれのなかにくるまれて、ス、陽気なヒの姿。

 急時(きゅうじ)、文様の憧れにさそ‐ウ‐われ、わたしびたいひとつの所作の鏡に、遅れてひらくメ・・・。

 切り、場(バ)。切り、場(バ)。例え‐ウ‐る、いつぞゥや、華麗、さばかる、ト、したら、垂る、いろどり、も・・・。

 ひそめていたところへ、ノ、僅かなささやき、知らる。遠のき、をも、よ、や、かける・・・。

 こまやかな走(ソウ)、また走(ソウ)へ、響き、とは響き。おとろえらく、優美、あの日、かなた、起立して。

 割り込まれたその線‐ミ‐線へ、驚きとも、スキップ、とも、無名の呼吸が流れてくるとも、こないとも、おそらくは理(リ)、見つめ、ゆらいだ口から垂れている・・・。

 ぼ。を、して、しばらくはなみだ。ひととおりの訳(わけ)があたしの後ろへぴたりと、また歩みとも揉める。専門‐ワッ‐複雑意識の、日常動作のなか、たれか、それは問わい(トワイ)‐デ‐か、隠れた起伏、を、シ・・・。

 立つ、たつ、ひりと、した言(こと)、おとなうと、も、二重に表す眼と奥、彼らの空洞と、ひとりの言葉。

 いろ、ト、取り、からだ。不明性‐笑み、そこに食べ‐得(う)‐らいで重なりつつゆく。

 揺るぎのゥ、て、あらたに湧・・・ク、け、ど、ル、そ、も、は・・・。