<885>「声の問いのうちに」

 未踏が・・・「み」、未踏が、そも私の名としてあるとき、私は影のなかでアヤしく震えている・・・。

 

               名前が何なの

               のなのかをか

               私何私の誰を

               るが前名か誰

               いてげ告がか

               るいてげ告が

 

 ある日、緑のなかをゆくあなたに、私は不安定な投げかけをおこなっていた・・・。